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造血幹細胞で骨髄支持細胞間の細胞膜接着分子の精製と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 03252201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

張ケ谷 健一  千葉大学, 医学部, 助教授 (40101894)

研究分担者 武内 利直  千葉大学, 医学部, 助手 (00167488)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1991年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードsteel factor / IL-11 / インテグリン / 接着分子 / CD44 / 膜蛋白
研究概要

ヒト骨髄支持細胞株のサイトカインの検討・KM‐104株よりmRNAを調整しcDNA合成キットによりcDNAを合成した。これをtemplateとし、human steel faotor(HSF)のsequenceよりprimerを作製し、PCR合成を行った。すると、760bp,670bp,490bpのHSFmRNAと思われるバンドが同定された。490bpのものは遊離型HSFに担当し、760bpのものは膜結合型HSFとかんがえられ、sequencingによりこれを確定した。KM‐102より採取したpoly(A)+RNA分画をIL‐11cDNA断片(420bp)をプロ-ブとしてNothern Blottingを行ったところ1.3kb,2.6kbの2種のmRNAが発現していた。2種のmRNAは同一蛋白をコ-ドすることを確かめており両者は3' 非翻訳領域の長さが異なる。支持細胞株の接着分子の検討:ヒト骨髄支持細胞株KMのインテグリンβ1サブユニット、CD44の発現がみられた。インテグリンβ2サブユニット、VLA‐4,VLA‐5,LFA‐1のα鎖,LAM‐1,P‐CAM,N‐CAM,V‐CAM等の発現はなかった。また,KM‐101を抗原として採取された抗体C‐F‐9のFabフラグメントは血液細胞株-支持細胞株間の接着を抑制することはすでに報告している。C‐F‐9の認識抗原は135kDの膜蛋白であり、この抗体を用いてKM‐101膜蛋白を免疫沈降すると165kDの蛋白が同時に沈降した。このことはC‐F‐9抗原は165kDの蛋白とヘテロダイマ-を形成していることを示唆し、この蛋白複合体はβメルカプトエタノ-ルを添加して環元、SDS PAGEにて電気泳動すると、145kDの比較的幅の広い単一バンドを形成した。この構造,挙動はインテグリンβ鎖に類似している。現在、この蛋白の精製を行っている。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Umezawa A,Tachibana K,Harigaya K,Kusakari K et al.: "Colonyーstimulating factor 1 express is down ーregulated during adipocyte differentiation of H-1/A marrow stromal cells and induced by cachectin/tamor necrosis factor" Mol Cel Biol. 11. 920-927 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Harigaya,k.(Eds kobayashi.et al): "Bone marrow cells and hemafopoiesis.Childhood Lcukcmia,Present Proflems and Futare Prospects" Kluwer Acad Publ,Boston, 33-41(265) (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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