研究課題/領域番号 |
03252216
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | (財)東京都臨床医学総合研究所 |
研究代表者 |
矢原 一郎 東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物学研究部門, 研究員 (60109957)
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研究分担者 |
米原 美奈子 東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物学研究部門, 研究員 (10124471)
石井 愛 東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物学研究部門, 研究員 (80124436)
小安 重夫 東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物学研究部門, 研究員 (90153684)
米原 伸 東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物学研究部門, 研究員 (00124503)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1991年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | インタ-ロイキン3 / インタ-ロイキン3受容体 / GMーCSF / モノクロ-ナル抗体 |
研究概要 |
AicZAとAic2Bタンパク質は91%アミノ酸配列が同一であるが、ILー3はAic2Aにのみ結合する(昨年度までの研究成果)。そこで、Aic2AとAic2Bの機能(の違い)を明らかにする目的として、両タンパク質にそれぞれ特異的なモノクロ-ナル抗体を作製した。 Aic2AとAic2Bの細胞外ドメインだけをコ-ドするCDNAをCOS細胞に導入発現させ、培養上清から可溶性分子を精製した。これらをアルメニアンハムスタ-に免疫し、モノクロ-ナル抗体をえた。mAbHaはAic2Aに強く結合し、マウス肥満細胞前駆体細胞株IC2へのILー3の高親和性結合を阻害した。mAbHBはAic2B特異的であり、GMーCSFのIC2細胞への高親和性結合を阻害した。mAbHCはAic2A・Aic2Bの両分子に結合し、ILー3の高親和性結合を阻害したが、GMーCSFの結合は阻害しなかった。これらの結果、Aic2AはILー3レセプタ-複合体においてILー3の高親和性結合に必須であり一方Aic2BはGMーCSFレセプタ-においてリガンドとの高親和性結合に必須であることが明らかになった。また、Aic2AとAic2Bという類似した分子上でILー3とGMーCSFの結合に関与する部分は異っていることも示唆された。 免疫状降を行うと、ILー3受容体では63K、GMーCSFレセプタ-では75Kの第2成分が存在することが示唆され、今後これらのタンパク質の解析を行う。
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