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Na‐Ca交換電流と細胞内調節因子

研究課題

研究課題/領域番号 03253202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関山形大学

研究代表者

木村 純子  山形大学, 医学部, 助手 (10186322)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード心筋細胞 / パッチクランプ / Na‐Ca交換 / Na‐Ca交換電流 / カルモジュリン / カルモジュリン抑制薬 / W‐7 / トリフルオペラジン
研究概要

最近、カリフォルニア大学のPhilipson等はNa‐Ca交換担体蛋白の一次構造を明らかにし、その中にカルモジュリン結合部位に相当する部分があることを報告した。そこで本年度は、細胞内調節因子としてカルモジュリンが心筋のNa‐Ca交換に関与しているかどうかを、カルモジュリン抑制薬を用いて調べた。抑制薬として知られるW‐7とTrifluoperazineは濃度依存性に交換電流を抑制し,1/2最大抑制値はそれぞれ、13μm,7μmであった。しかしこれらは、カルモジュリンに特異的でないことが知られているので、より特異性の高いcalmidazoliumと、CGS9343Bを試した。細胞外から与えると、2つの薬物は、Na電流を減少させたが、Na‐Ca交換電流には変化を与えなかった。電極内液に溶かして細胞内に与えても20分間では電流は変化しなかった。カルモジュリン結合ペプチドとして知られるマストパラン13.5μmを電極内に入れ、細胞内に潅流すると、8分目で電流は、77%に減少したが、その後、17分、28分目で測定した電流に更なる減少はなかった。これらの結果は、カルモジュリンはNa‐Ca交換に直接関与していない事を示唆する。W‐7とTrifluoperazineの抑制効果は、非特異的なものと思われる。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Li,J and Kimura,J.: "Translocation mechnism of cardiac Na‐Ca exchange." Annals of the New York Academy of Sciences. 639. 48-60 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Kimura,J.: "Effect of calmodulin antagonist on cardiac Na^+‐Ca^<2+> exchange current in isolated ventricular cells from guinea pig." Journal of Physiology. 446. 185 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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