研究課題/領域番号 |
03253205
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
宮崎 保光 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (00023169)
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研究分担者 |
後藤 信夫 豊橋技術科学大学, 工学部, 講師 (60170461)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 心筋細胞 / イオンチャネル / 膜電位 / 膜電位感受性色素 / 微小光プロ-ブ法 / レ-ザ光源 / 吸収スペクトル / 蛍光放射スペクトル |
研究概要 |
1.心筋細胞染色法の確立 リンガ-溶液を溶媒とした膜電位感受性色素溶液を用い、最適な染色溶液の濃度および染色時間の検討を行った。このため染色前後の心筋細胞の吸収スペクトルおよび染色後の蛍光放射スペクトルを計測し、色素の染色による分光特性の変化を明らかにした。 2.コイ心筋活動電位の光学的測定 心筋細胞を膜電位感受性色素を含むリンガ-溶液中で染色し、自発性興奮により生じた活動電位を光学的に計測した。蛍光強度をストレ-ジオシロスコ-プで記録し、その経時的変化をコンピュ-タ-に取り込みデ-タ処理を行っている。オキサジン系、オキソノ-ル系、メロシアニン系などの膜電位感受性色素において、種々のレ-ザ光源で励起されたときの微弱な蛍光をフォトカウント法で測定するための基礎的な技術を確立した。 3.ビ-ム走査式型多数点同時経測システムの検討 音響光学効果を用いたビ-ム走査式型多数点同時計測システムを作製し計測を行った。これにより、CCD素子を用いるサブミクロンオ-ダの空間分解を有するレ-ザプロ-ビングシステム開発の基礎的なデ-タを得た。 4.膜電位感受性色素の膜電位感受性機構の検討 膜電位感受性色素溶液に外部電界を加え、その時の吸収、蛍光放射スペクトルを測定た。これにより、色素の膜電位感受性機構の解明の基礎的デ-タを得た。 5.光学的測定と電気生理学的測定との比較検討 顕微鏡を用いたシステムで光学的に測定した活動電位の時間応答波形の立ち上がり、立ち下がり特性とその電気生理学的測定結果との比較を行った。種々の色素蛍光信号の応答特性の測定により、筋小胞体への興奮伝導の機構の知見を得た。
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