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酵母ミニ染色体の分配に関与する遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 03256201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

菊池 淑子  東京大学, 理学部, 助教授 (00138124)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード酵母 / ミニ染色体 / 分配 / フォスファタ-ゼ / タンパクリン酸化 / 細胞周期 / 温度感受性変異
研究概要

染色体分配機構は複製機構と共に染色体安定保持に直接関わり、細胞増殖過程において重要である。酵母サッカロミセスでは動原体と自律複製能配列を持つミニ染色体は比較的安定に存在しうる。本研究では、温度感受性変異株のうち、ミニ染色体安定保持に温度依存性のあるts12変異株について、その表現型を調べ、遺伝子をクロ-ニング、解析することによって、遺伝子産物の果たす役割りを明らかにすることを目的としている。ts12変異株では、高温との中間温度でミニ染色体が不安定になるばかりでなく、染色体脱落頻度も8倍上昇していた。ts性を相補するDNA断片の一次構造解析から親水性に富む140Kdのタンパクをコ-ドしていることが判ったが、この遺伝子は、最近、発表になったsit4フォスファタ-ゼの欠失変異を抑圧するSSD1,pde2変異をマルチコピ-で抑圧するSRK1と同一遺伝子であった。ts12遺伝子破壊株は細胞致死とはならないが、カフェイン感受性,熱ショック感受性を示した。又,破壊株においても、ミニ染色体の保持率は悪く、これに対して2μプラスミドの分配機構を持つプラスミドの保持率は野生型と変らなかった。従って、動原体の分配に欠損があると考えられる。TS12タンパクに対する抗体を用いてウエスタンブロッティングを行い,170kdのバンドを検出同定した。現在、リン酸化の修飾の有無、複合体形成、さらに、細胞周期との関連について検討中である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] J.Hashimoto: "Isolation and characterization of cDNA clones encoding cdc2 homologues from Oryza sativa:a functional homologue and cognate variants." Mol.Gen.Genetics. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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