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染色体凝縮制御因子による増殖制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 03256204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

松本 邦弘  名古屋大学, 理学部, 教授 (70116375)

研究分担者 入江 賢児  名古屋大学, 理学部, 助手 (90232628)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1991年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード染色体凝縮 / 増殖制御 / 酵母
研究概要

染色体凝縮から細胞分裂に至る過程は、サイクリンーCDC2/28キナ-ゼにより制御され、さらに動物細胞ではRCC1が染色体凝縮を制御している。一方、酵母においてサイクリンーCDC28キナ-ゼの活性は、接合因子による情報伝達系により制御され、この伝達系に関与する遺伝子SRM1がRCC1と相同性があることが明らかになった。本研究では、染色体凝縮からサイクリンーCDC28/2キナ-ゼ活性化に至る制御機構を解明する目的で、酵母の接合因子シグナル伝達経路におけるSRM1とサイクリンーCDC28キナ-ゼとの関係について解析を行なった。
酵母と動物細胞のCDC2キナ-ゼによる制御機構が類似していることを確認する目的で、G1期で増殖を停止する酵母のcdc28温度感受性変異株に、Hela細胞由来のcDNAライブラリ-を導入し、高温での増殖を回復させる遺伝子(CDK2)を分離した。CDK2のアミノ酸配列は、G2期で働くヒトCDC2と60%、G1期で働くXenopus Eg1キナ-ゼと90%同一であった。従って、G1期で作用するヒトCDK2キナ-ゼが酵母のG1期の制御を行なうことが明らかになった。さらに、CDC2ーキナ-ゼ・ファミリ-に属するSGV1ーキナ-ゼが、酵母のG1サイクリンを制御することを示した。次に、SRM1と相互作用する同定する目的で,温度感受性srm1変異の抑圧変異ssr1を分離した.SSR1遺伝子はmRNAスプライシングに関与するSPP81遺伝子と同一で,マウスのPL10タンパクと49%の相同性をもつATP依存性RNA helicaseをコ-ドすることが明かとなった。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Jun Ninomiya,Tsuji: "Cloning of a human CDNA eucoding a CDC2ーrelatel kinase by conplementution of a budding yeast cdc28 mutation." Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 88. 9006-9010 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Kenji Irie: "SGVI encodos a CDC28/cdc2ーrelated kinase required for a Gd subunitーmedicated alaktine response to phermove in S.erevisioe" Cell. 65. 785-795 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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