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シトクロムP450camオペロン・リプレッサ-(CamR蛋白質)の構造と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 03259213
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

堀内 忠郎  九州大学, 薬学部, 教授 (10037567)

研究分担者 荒牧 弘範  第一薬科大学, 薬学部, 助手 (20221054)
安河内 孝徳  九州大学, 薬学部, 助手 (50230214)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードシトクロムP450camオペロン / CamR蛋白質(リプレッサ-) / 多量精製 / 基質との相互作用 / 結晶化 / プロモ-タ-
研究概要

シトクロムPー450camオペロン(camDCAB)・リプレッサ-(CamR蛋白質)について,以下の研究成果を得た。
1.CamR蛋白質の多量生産株を作製し,この菌から,硫安分画,DE52クロマトグラフィ-およびゲル濾過により,総蛋白量の2%の収量で純粋なCamR蛋白質を得た。
2.CamR蛋白質は,サブユニットの分子量が約20,000のホモダイマ-構造を持ち,その等電点は約5.8である。CamR蛋白質のオペレ-タ-DNAへの結合の解離定数は5x10^<-8>Mで,誘導物質(カンファ-)により結合能を朱った。その際,CD差スペクトルによれば,カンファ-の結合により,CD差スペクトルによれば,カンファ-の結合により,CamR蛋白質の二次構造はαーヘリックスの含量が約10%減少し,βーシ-トも少し減少した。
3.カンファ-のみならず,その代謝物産である5ーエクソーヒドロキシカンファ-,2,5ージケトーカンファンとノンカンファ-およびアダマンタンが,CamR蛋白質に結合する。
4.本研究班の協力(兵庫教育大・白木原康雄博士)により,CamR蛋白質の結晶化を研究中であり,この蛋白質が結晶化されやすいとの結果が得られた。また,DNAが結合したCamR蛋白質の結晶化についても検討中である。
5.CamR蛋白質のオペレ-タ-と基質の結合部位のアミノ酸配列について検討するため,変異CamR蛋白質を作製中である。
6.camR遺伝子とcamDCAB遺伝子群は,お互いに逆向きで,リプレッサ-により同時に抑制されることを確認した。CamR蛋白質をコ-ドするcamR遺伝子の転写開始点を決定した。そのプロモ-タ-活性は,シトクロムPー450camオペロンのそれの約1/5である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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