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植物のシグナル伝達に関与する遺伝子の分離と解析

研究課題

研究課題/領域番号 03262207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

松本 邦弘  名古屋大学, 理学部, 教授 (70116375)

研究分担者 吉岡 泰  名古屋大学, 理学部, 助手 (60202397)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1991年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード植物 / シグナル伝達 / 酵母
研究概要

植物は、その細胞分化や形態形成が外界の環境に依存して制御される環境応答システムを持っている。この応答システムは、動物細胞や酵母でのシグナル伝達系と同様な機構により制御されている可能性が高い。そこで、植物細胞のシグナル伝達機構を解明する第一歩として、酵母のシグナル伝達系を機能的に制御する植物遺伝子の分離し、その機能を明らかにすることを目的として本研究を行なった。
1.他の生物由来のcDNAライブラリ-を用いて、実際に酵母のシグナル伝達系を制御することが可能か、ヒトのcDNAライブラリ-を用いてモデル実験を行なった。その結果、酵母の細胞周期Gl/Sを制御するヒト遺伝子CDK2の分離に成功し、酵母を用いた他の遺伝子のクロ-ニングが非常に有効であることが明らかになった。
2.酵母での発現用ベクタ-にタバコ培養細胞のcDNAライブラリ-を接続したプラズミッドの作製を行なった。発現用ベクタ-のプロモ-タ-として、ガラクト-スにより発現が誘導されるGAL1ーGAL10プロモ-タ-を、さらに転写の効率を上げるために酵母のTRP5タ-ミネ-タ-を用いた。タバコのcDNAライブラリ-は、タバコ培養細胞BYー2の対数増殖期のmRNAを調整しcDNAを合成した後、約2kbのフラクションを用いてBstX1アダプタ-を付加した。ヒトcDNAライブリ-を作製した時の経験から、BstX1アダプタ-を用いることとベクタ-にstuffer DNAを導入することにより、ベクタ-側のselfーligationを防ぐことが可能となり、cDNAライブラリ-の効率が非常によくなる。次に、このcDNAライブラリ-を酵母発現ベクタ-に組み込みライブラリ-の作製を完了した。組み込まれたcDNAのサイズは、約1kbから1.5kbであった。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Jun NinomiyaーTduji: "Clonins of a human cDNA encolins CDC2ーreluted Kinase by complementation of a buddins yeast cdc28 mutation" Proc.Natl.Acad.Sci USA. 88. 9006-9010 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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