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ス-パ-オキシドディスムタ-ゼ遺伝子の光および酸素ストレスによる発現制御

研究課題

研究課題/領域番号 03262212
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都府立大学

研究代表者

田中 國介  京都府立大学, 農学部, 教授 (90027194)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードホウレン草 / イネ / ス-パ-オキシドディスムタ-ゼ / 光ストレス / 酸ストレス / 活性酸素 / パラコ-ト / 5'非翻訳領域イントロン
研究概要

ホウレン草葉に対し光処理したところ、SODのうち銅・亜鉛型SOD(Cu/ZnーSOD)のみが光に依存して発現することがわかった。そこで、ホウレン草葉に対するcDNAライブラリ-を構築しSOD1,SOD2のcDNAを同定し、その全長塩基配列を決定した。
一方、酸素ストレスとしては、ス-パ-オキシド(O^-_2)発生剤であるパラコ-ト処理を行ない、その結果得られた耐性タバコカルスが特殊なSOD発現パタ-ンを示すことを明らかにした。
なお、イネについては、登熟期種子に対するcDNAライブラリ-を構築した。これよりホウレン草Cu/ZnーSODcDNAをプロ-ブとして2種類のイネ細胞質型Cu/ZnーSODcDNAを同定し、その全長塩基配列を決定した。さらに、イネ核DNAライブラリ-より2種類の遺伝子を単離しその構造解析を行なった。その結果、イネ細胞質型Cu/ZnーSOD遺伝子は、いずれも、7ヶのイントロンで分断された8ヶのエキソンから構造されていることが判明した。
このうち第一イントロンは5'の非翻訳配列中に存在する特殊な例であった。この5'非翻訳配列中のイントロンの存在およびイントロンによる翻訳領域の分断パタ-ンは他の生物のSOD遺伝子構造とは全く異なっており、植物におけるSOD遺伝子構造と発現制御の特殊性が示された。なお、本研究により初めて植物のSOD遺伝子構造が明らかにされた。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Atsushi Sakamoto: "Nucleotide sequences of two cDNA clones encoding different Cu/Znーsuperoxide dismutases in developing rice seed(Oryza sativa L.)" Plant Mol. Biol.(1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Atsushi Sakamoto: "Splicing of a rice 5'nonーcoding intron in a reporter GUS gene and the expression in tobacco suspensionーcultured cells" 3rd Inter.Workshop on Rice Mol.Biol.54 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 坂本 敦: "ス-パ-オキシドディスムタ-ゼ遺伝子の構造と発現" 日本植物学会第56回大会講演要旨集. 74 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 坂本 敦: "5'イントロンを持つβーグルクロニダ-ゼ遺伝子のスプライシングと発現" 第14回日本分子生物学会年会講演要旨集. 240 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Atushi Sakamoto: "Genomic structure of the gene for copper/zincーsuperoxide dismutase in rice" FEBS Letters. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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