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副腎白質ジストロフィ-遺伝子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 03265207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関新潟大学

研究代表者

辻 省次  新潟大学, 脳研究所, 教授 (70150612)

研究分担者 宮武 正  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (50048998)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1991年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードX染色体 / Xq28 / positional cloning / 副腎白質ジストロフィ- / heterogenous nuclear RNA / cDNA cloning / ゲノム
研究概要

副腎白質ジストロフィ-(Adrenoleukodystrophy,以下ALD)の原因遺伝子を解明することを目的として、ヒトX染色体の一部(Xq24→qter)のみを有する雑種細胞(X3000‐11.1)からコスミドゲノムライブラリ-を作製し、 ^<32>Pでラベルしたtotal human genomic DNAをプロ-ブとしてスクリ-ニングするとこにより、1784個のコスミドクロ-ンを単離した。これらについてプラスミド抽出器を用いてコスミドDNAを調製し、NotI制限酵素による消化実験により、NotI認識部位を有するクロ-ンとして400クロ-ンを同定した。これらについて雑種細胞パネルを用いてregional mappingを行い、さらにこれらのコスミドクロ-ン間の相互のhybridizationのリ-グ戦を行った結果、Xq28領域に19個の独立したcosmid contigを作製することができた。
ALD遺伝子を同定するためには、Xq28領域において発現している遺伝子を同定していくことが必須のステップと考えられ、このために、1)Xq28領域にマップされるコスミドクロ-ンで、種間で保存性の高い配列を有しているコスミドクロ-ンを同定し、このコスミドをプロ-ブとしてcDNAを単離すること、2)ヒトX染色体の一部のみを有する雑種細胞において発現しているヒト由来のtranscriptをクロ-ニングする、という2つのアプロ-チを行っている。後者はスプライシング前のRNA(hetero‐genous nuclear RNA,以下hnRNA)がイントロン内にヒトに特異的なAlu配列を有していることを利用するもので、X3000‐11.1から調製したhnRNA、Aluプライマ-を用いてhnRNA‐complementary DNAライブラリ-を作製し、現在までにXq28由来のhncDNAクロ-ンとして6クロ-ンを同定することができた。
今後、今回単離したコスミドクロ-ンを用いて、物理地図の作製およびYACクロ-ンの単離、発現遺伝子の同定を行っていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kiyotoshi Kaneko,et al.: "Isolation of cosmid clones containing CpG islands at Xq24ーXq28 locus." The American Journal of Human Genetics. 49. 381-381 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Osamu Onodera,et al.: "Construction of human Xq24ーqter hncDNA library highly enriched in humanーderived hncDNA." The American Journal of Human Genetics. 49. 444-444 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroyuki Tabe,et al.: "Isolation of X chromosome specific cDNA clones expressed in human brain." The American Journal of Human Genetics. 49. 445-445 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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