研究課題/領域番号 |
03265210
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
蛯名 洋介 徳島大学, 酵素科学研究センター, 教授 (00112227)
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研究分担者 |
林 日出喜 徳島大学, 酵素科学研究センター, 助手 (10218589)
村上 尚 徳島大学, 酵素科学研究センター, 助手 (40210009)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | インスリンレセプタ-異常 / 糖尿病 |
研究概要 |
インスリンレセプタ-遺伝子異常が、インスリン非依存性(成人型)糖尿病の遺伝因子の一つとして考えられるとの立場から、この型の糖尿病患者の中にどれほどの頻度でその異常が存在するのかを検索する。 典型的なインスリン非依存性糖尿病患者(NIDDM)約100人の血液(10ml)より染色DNAを分離し、ヒトインスリンレセプタ-遺伝子22エクソンをPCR法にて増幅(まずサンプル約50名分についてβサブユニットの一つのエクソンごとに行なう)し、DNA塩基配列決定をβサブユニットの90%が終了している。エクソン13および17にはアミノ配置換のないポリモルフィズムが高頻度に見られた。また現在のところアミノ配置換が疑われる症例が3例見られている。このようにインスリンレセプタ-遺伝子には変異の起きやすいHot spotが存在することが予想された。またアミノ酸配列の変化を伴うものに対してcDNA上で同じ変異を作製し、その変異レセプタ-をチャイニ-ズハムスタ-の細胞表面上に人工的に発現させたクロ-ンを確立し、その細胞を用いインスリン作用の検討する。今後βサブユニットのすべてとαサブユニットの各エクソンも解析し、アミノ酸変異がレセプタ-の機能の低下を伴うものに対し、DNAプロ-ブを非アイソト-プ的にラベルしたものを用い遺伝子簡易診断法を確立する予定である。 ヒトインスリンレセプタ-cDNA上のβサブユニットチロシンキナ-ゼドメインのATP結合部位であるリジンをメチニオンに変え、チロシンキナ-ゼ活性のないレセプタ-をコ-ドするcDNAをトランスジェニックマウスの方法によりマウス卵細胞に導入し、異常レセプタ-遺伝子を発現しうるマウスを得た。これらのマウスの子供について糖尿病の進行状態インスリン分泌などについて解析する。
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