研究課題/領域番号 |
03265219
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | (財)東京都臨床医学総合研究所 |
研究代表者 |
鈴木 義之 財団法人東京都臨床医学総合研究, 副所長 (90010389)
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研究分担者 |
石井 達 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 臨床遺伝学研究部門, 研究員 (00222935)
加瀬 良一 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 臨床遺伝学研究部門, 研究員 (20150203)
伊藤 孝司 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 臨床遺伝学研究部門, 研究員 (00184656)
大島 章弘 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 臨床遺伝学研究部門, 研究員 (20203763)
桜庭 均 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 臨床遺伝学研究部門, 研究員 (60114493)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | βーガラクトシグ-ゼ / ライソゾ-ム病 / G_<M1>ガングリオシド-シス / モルキオB病 / 遺伝子変異 / 制限酵素部位解析 |
研究概要 |
遺伝性βーガラクトンダ-ゼ欠損症における酵素遺伝子の変異の同定と、その臨床的発現の分析をおこなった。12種の変異のうち、2種は重複であったが、他は1塩基置換によるアミノ酸置換がおこっていた。これらの変異をもつ患者を臨床的に分析し、遺伝子型と比較検討した。乳児型G_<M1>ガングリオシド-シスは多様な遺伝子変異を示していたのに対し、幼児若年型G_<M1>ガングリオシド-シス、成人型G_<M1>ガングリオシド-シス、テルキオB病はそれぞれに共通の変異遺伝子が見出された。しかもそれらはすべて有意の試余活性をもつ酵素として無視していた。次にそれぞれの遺伝子変異の保困者診断のための簡易分析法の開発をおこなった。幾つかの真変異において、制限酵素部位の変化がおこっていた。変異I51Tにより、SalI部法が出視し、変異A210Tにより、BsgMI部位が消失したため、これらの制限酵素消化により、G_<M1>ガングリオシ-ドシス乳児型及び幼児若年型の保固者の診断が可能となった。モルキオB病の変異W273Lは、それ自体制限酵素部位の変化を先じなかったが、PCR増幅の際、もう1つの変異を人工的に作成することにより、SfuI部位が出現し、やはり臨床診断に応用することができた。
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