研究課題/領域番号 |
03268107
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
井村 裕夫 京都大学, 医学部, 教授 (10025570)
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研究分担者 |
山本 章 国立循環器病センター研究所, 病因部, 部長 (00028408)
北 徹 京都大学, 医学部, 教授 (60161460)
高井 義美 神戸大学, 医学部, 教授 (60093514)
河合 忠一 京都大学, 医学部, 名誉教授 (70025659)
杉本 恒明 東京大学, 医学部, 教授 (60019883)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
49,000千円 (直接経費: 49,000千円)
1991年度: 49,000千円 (直接経費: 49,000千円)
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キーワード | 血管内皮 / 血管平滑筋 / ナトリウム利尿ペプチドファミリ- / エンドセリンファミリ- / 血管内皮由来弛緩因子 / 低分子量G蛋白質 / リポ蛋白 / リポ蛋白リパ-ゼ |
研究概要 |
血管機能は自律神経や体液性因子により調節されている。体液性因子にはホルモンなどの情報伝達物質とリポ蛋白などの血液成分がある。本班の目的は、これらの因子の血管内皮平滑筋連関に及ぼす作用と分子機構を研究し、動脈硬化等の血管病変の成因を解明するものである。 本年度はその最初の年であり、血管作動性物質としてはナトリウム利尿ペプチドファミリ-(ANP、BNP、CNP)の生合成、分泌、血管内皮細胞と平滑筋細胞の受容体の解析、ナトリウム利尿ペプチド受容体のリガンド選択性について検討された。更に異なるリガンド選択性を有する2種類のエンドセリンファミリ-の受容体(ET_A受容体とET_B受容体)のクロ-ニングに成功すると共に、エンドセリン産生調節等が検討された。 また、血管内皮由来弛緩因子(EDRF)についてもNO合成酵素の精製、血圧調節における意義、攣縮との関連、循環調節作用における意義が検討された。 血管内皮細胞、平滑筋細胞の増殖との関連では低分子量G蛋白質、アクチビンA、TGFーβ、PDGFーA、PDーECGFの意義に関する検討が行なわれた。 血液成分との関連ではリポ蛋白と内皮細胞、リポ蛋白リパ-ゼと内皮細胞の相関が検討された。また、脳血管内皮細胞の選択的透過に関する検討も行なわれた。
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