研究課題/領域番号 |
03268218
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
成宮 周 京都大学, 医学部, 教授 (70144350)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | プロスタグランジンE受容体 / トロンボキサン受容体 / アラキドン酸代謝物 / cDNAクロ-ニング / PCR / ロドプシン型受容体 |
研究概要 |
プロスタグランジン(PG)、トロンボキサン(TX)、ロイコトリエン(LT)などのアラキドン酸代謝物が、血管系で多彩な作用を示すことはよく知られている。これらの作用は各々の代謝物に特異的な受容体を介して発現されていると考えられるが、血管系のどこにどれだけの種類のPG、TX、LT受容体が存在しているかは明らかでない。我々は昨年これら受容体の一つであるヒトTXA_2受容体のcDNAクロ-ニングに初めて成功した。本研究はこの成果をもとに他のPG、LT受容体の構造を明らかにし、これらの血管系における存在、分布と機能を明らかにすることである。このため本年度は以下の研究を行った。 1.マウスTXA受容体のcDNAクロ-ニング. ヒトTXA_2受容体の第3及び第6膜貫通領域のアミノ酸配列に対応するオリゴヌクレオチドを合成し、これを用いてマウス肺cDNAでPCRを行った。これにより418b、p、よりなるcDNA断片を得、これをプロ-ブとしてハイブリダィゼ-ションを行い1個の陽性クロンを得た。このクロンを解析した結果、これが341個のアミノ酸より成るロドプシン型の受容体をコ-ドしていること、この受容体は発現実験よりマウスTXA_2受容体であることが明らかとなった。また、このmRWAが胸腺、脾、肺、腎によく発現されていることが明らかとなった。 2.マウス、PGE受容体(EP3サブタイプ)のcDNAクロ-ニング. 上記cDNA断片をプロ-ブとしてマウスの色々なcDNAライブラリ-でホモDジ-スクリ-ニングを行い、最終的にPー815細胞のライブラリ-より1個の陽性クロンを得た。解析の結果、これが365個のアミノ酸より成る蛋白をコ-ドしていること、これがマウスPGE受容体であることが判明した。この受容体はGi蛋白にカップル(EP_3アゴニストに親和性をもつことから、PGE受容体のEP_3サブタイプであると結論された。
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