研究課題/領域番号 |
03301022
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
田中 義久 法政大学, 社会学部, 教授 (10061178)
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研究分担者 |
小林 直毅 熊本短期大学, 社会科, 専任講師 (10249675)
伊藤 守 札幌学院大学, 社会情報学部, 助教授 (30232474)
常木 瑛生 (常木 暎生) 常磐大学, 人間科学部, 教授 (90163857)
藤原 功達 中京大学, 社会学部, 教授 (10238636)
小川 文弥 東京国際大学, 教養学部, 教授 (70177137)
多喜 弘次 関西大学, 社会学部, 助教授 (80148444)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1992年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1991年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 高度情報化社会 / コミュニケーション行為 / 環境認知の枠組み / 生活世界 / 地域社会 / 地域文化 / コミュニケーションの場 / コミュニケーション構造 / コミュニケ-ション行為 / メディア環境 |
研究概要 |
「高度情報化社会」と言われる現代日本社会の社会的文化的構造の変動を、人々のコミュニケーション行為とそれを通じて形成される社会諸関係の特質という、構造的視点から解明することを目的として、昨年度、埼玉県川越市で配付回収法による調査を実施したが、今年度はこの調査結果の分析を、多変量解析の手法などを利用して進めてきた。また、特定地域社会に生きる人々の生活世界と、地域コミュニケーション、及び地域コミュニケーションによって形成される、地域文化の構造をより具体的に把握し、それらの変動を推察するためにグループ・インタビューを実施し、以下のような知見を得ることができた。 1.いわゆる「情報化社会」の進展は、生活者にとって、その身体性のレベルに基づく「環境認知の枠組み」の違いによって、異なった位相を持っていること。 2.「環境認知の枠組み」は、人々の生活意識を規定しており、この生活意識の違いによって、「情報化」の受入れに対する意識や、コミュニケーション行為の実態が異なっていること。 3.生活意識の差異は人々の地域コミュニケーションの違いを、特に「コミュニケーションの場」において、伴っていること。 4.「コミュニケーションの場」を軸にして、人々の生活世界の構造と、地域社会の構造とを媒介するようなコミュニケーションの全体的な構造を解明する可能性が見られたこと。 以上のような知見をもとに、情報化の進展に伴う地域社会と地域文化の変容の実際を、継続的に調査研究していくことを、今後の課題としたい。
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