研究課題/領域番号 |
03301026
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
畠中 宗一 大阪市立大学, 生活科学部, 助教授 (10141855)
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研究分担者 |
岡本 多喜子 東京都老人総合研究所, 社会福祉部門, 研究員 (20142648)
樽川 典子 筑波大学, 社会科学系, 講師 (00141218)
栗田 喜勝 岡山女子短期大学, 幼児教育科, 講師 (60205200)
野口 勝已 (野口 勝巳) 倉敷市立短期大学, 保育科, 教授 (30198577)
本村 汎 大阪市立大学, 生活科学部, 教授 (90047027)
岩崎 美智子 聖徳大学, 幼児教育専門学校, 助教授
牧園 清子 松山大学, 人文学部, 教授 (50131727)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1992年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1991年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | 社会的養護 / 里親 / 沖縄 / 里親制度 / 沖縄社会 / 地域福祉 / サポ-トネットワ-ク / 福祉政策 / 家族問題 |
研究概要 |
1 沖縄の里親制度が全国の都道府県と比較して世帯1万対里親数、人口1万対委託児童数で、全国最高位にあることは、主要には里親制度を重視した行政の施策にあると判断されること。 2 動機類型では、沖縄の場合、全国レベルで多い「養子を得たい」「子育てをしたい」など利己的動機が少なく、「不幸な子を助けたい」「人や世間の役に立ちたい」など、利他的動機に基づくものが多い。また利己的動機に比べ、利他的動機をあげた場合の方で、近隣に「話していない」という里親が高率である。さらに利他的動機で里親になった人の場合、先入観・ステロタイプ・特別視に対する抵抗が強い。 3 沖縄の場合、全国と比較して里親としての養育期間が相対的に長い。 4 養子となっている子どもの数は、女の割合が著しく高い。 5 受託時に問題を抱えていた子供達の約8割が、里親受託を通して問題の消失や軽減を経験している。 6 養子縁組を考えていない養育里親のほうが告知の割合が高い。 7 実子がいない里親たちはいる場合に比べ年少の里子を1人迎えた例が多く、過去にも受託した経験がある里親は、3歳以上の里子、複数の里子を受け入れる傾向が目につく。 8 沖縄の里親たちは血縁にこだわらないゆるやかでおおらかな家族観をもっている。また実子のある里親の方が血縁関係を重要視している。 9 養育里親を志向するものは、若年層で少なく、50歳以上の高年齢層で増加する。 10 社会活動の経験は、養育里親志向型で高く、養子里親志向型で低い。
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