研究課題/領域番号 |
03301091
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築計画・都市計画
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
巽 和夫 京都大学, 工学部, 教授 (50025839)
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研究分担者 |
斉藤 輝二 東和大学, 工学部, 教授 (00158916)
森本 信明 近畿大学, 理工学部, 助教授 (50092903)
高田 光雄 京都大学, 工学部, 助教授 (30127097)
秋山 哲一 東洋大学, 工学部, 助教授 (30111917)
東樋口 護 京都大学, 工学部, 助教授 (50026366)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 地域性 / ハウジング / 住宅計画 / 住宅生産 / 住宅政策 |
研究概要 |
本年度の研究成果は、(1)地域型ハウジングシステムの理論的枠組み、(2)地域ハウジングシステムの展開、(3)計画、生産供給、政策の3つのサブシステムからみた地域型ハウジングシステムの検討、から構成される。 (1)地域型ハウジングシステムの理論的枠組み 地域型ハウジングシステムの枠組みの検討を行い、計画システム、生産供給システム、政策システムの3つのサブシステムから明らかにすることにした。さらに、自覚的・計画的な立場から新しく構築すべき地域型ハウジングの論拠を地域主義論、自治体住宅政策論などをもとに理論的に検討した。 (2)地域ハウジングシステムの展開 北海道、九州・沖縄の典型的な2地域について、「北方型ハウジングシステム」「南方型ハウジングシステム」としてその形成と展開について地域の歴史的・社会的な展開を踏まえて整理・検討を行った。 (3)計画、生産供給、政策システムの展開 各地域の地域型ハウジングの取り組みの整理に基づいて、3つのサブシステムから自覚的・計画的な地域型ハウジングの実現を可能にする条件や方法を具体的に吟味・検討した。例えば、計画システム(III)では住宅平面構成の地域化、地域型住宅計画の合意形成システム、町家型共同住宅の開発の3課題を取り上げた。生産供給システム(IV)では住宅生産技術の発展と地域型ハウジングシステム、地域型住宅の設計システム、木材振興と地域型ハウジングシステム、を取り上げた。政策システム(V)では地域型政策システムを東京23区をケーススタディとして取り上げた。これに関連して、HOPE計画策定報告書の収集分析、統計・資料分析などを通じて、各地で取り組まれている約100におよぶ地域住宅計画の取り組みの分類、整理分析を行った。
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