研究課題/領域番号 |
03303008
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
工業物理化学・複合材料
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤嶋 昭 東京大学, 工学部, 教授 (30078307)
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研究分担者 |
柳田 祥三 大阪大学, 工学部, 教授 (10029126)
相澤 益男 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00016742)
入江 正浩 九州大学, 機能物質科学研究所, 教授 (30001986)
山崎 巌 (山崎 巖) 北海道大学, 工学部, 教授 (80002111)
魚崎 浩平 北海道大学, 理学部, 教授 (20133697)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
1993年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1992年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1991年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 工業物理化学 / オプトエレクトロニクス / 光機能性分子 / 分子設計 / 光情報処理 / バイオセンサー / 界面機能制御 / 光化学プロセス / オプトエレクロニクス / オプトエレクトロニクス材料 / 光機能材料 / 分子素子 / 量子光電気化学 / 界面機能 |
研究概要 |
21世紀は光の時代と言われている。本研究に関わった者達は、早くから光の関係した化学現象に興味を持ってきていた。特に、固体(半導体、金属)と溶液あるいは気体との界面に光エネルギーが与えられたら何が起こるか、またどうすればその現象を有効利用できるか、という点に注目した基礎研究と応用研究を中心に行ってきている。このような不均一系の界面は各相とは異なる性質を持っており、時として予想もしない現象が見いだされる楽しみも多いからである。光が関わるこのような光化学反応系において,不均一系界面で起こる種々のプロセスを理解、制御するためには界面をその場で「見る」ことが望ましい。この点に沿った新しい界面現象の測定方法の開発も重要である。特に最近、界面から発生する第2高調波の干渉効果を利用することにより界面での分子配列を知る方法を開発することなどが注目されている。 「原子が見える」走査型トンテル顕微鏡(STM)や原子間力顕微鏡(AFM)はその機構、機能および原理的な面から考えても極めて潜在能力は高い。本研究でもSTMを用いて層状化合物や電荷密度波を示す電極材料と電解質の界面を直接観測してきた。また、STM、AFMを用いた、書き込み、消去の可能な情報記録材料の開発も行っている。 種々の絶縁性基板の金属化は、プリント基板で代表されるように、現代技術において重要なプロセスである。最近本研究班の中には、ある種の半導体薄膜の(光)化学反応を利用することにより、種々の絶縁性基板上に、非常に密着性良く、かつ光パタ-ニングも可能な新しい金属化方法を開発した研究もなされた。以下には、代表ある研究例をまとめてある。
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