研究分担者 |
森 粛 長野工業高等専門学校, 校長 (10249790)
飯島 真理 (飯島 眞理) 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10114810)
菊地 章 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (20127822)
名取 一好 国立教育研究所, 職業教育研究室, 室長 (70026623)
正司 和彦 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (10029283)
篠田 功 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10154220)
|
研究概要 |
平成5年度より完全実施される中学校新学習指導要領において,技術・家庭科には「情報基礎」領域が新しく設けられることになった。本研究は,この「情報基礎」領域の学習が円滑に,しかも効果的に行われることを指向して,現在全国各地において開発されているソフトウェアならびに授業実践に関する資料を収集し,そのデータベースを構築,そして全国に向けて提供することを目的としている。 まず最初に,都道府県の教育研究所・教育センター,および教員養成系大学等の教育関連機関において行われている研究成果,また,それらの機関と中学校で個人あるいはグループ等によって開発されている学習用ソフトウェアや,各地の中学校において分散的に試行されている「情報基礎」領域の学習の授業実践に関する指導計画,学習過程等の資料を広範囲に調査した。続いて,これら収集した各種の情報を総合的にかつ系統的に分類・整理して,全国の中学校教師が必要に応じて自由に検索・利用できるためのデータベースの構築を行った。次に,このデータベースを全国の中学校に提供する方法として,ブック型データベース,フロッピディスク型データベース,光磁気ディスク型データベース,通信型データベースを設定し,その基本内容を作成した。これらのデータベースは,実際に提供し,使用することができる。 本研究の課題を達成するための基礎研究の一環として,データベースの基礎,データベース構築のためのキーワードと類似語の選定,データベースと画像情報,学習指導用ソフトウェアの開発,利用,評価に向けて,「情報基礎」領域と米国の情報教育に関する指導書,教科書の比較等を行った。最後に,本研究の今後の指針として,情報教育に関する指導実践への課題等としてとりまとめた。
|