研究課題/領域番号 |
03352003
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
〓目 信三 国立天文台, 電波天文学研究系, 教授 (50023677)
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研究分担者 |
寺澤 敏夫 京都大学, 理学部, 助教授 (30134662)
小島 正宣 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (70023687)
小杉 健郎 国立天文台, 電波天文学研究系, 教授 (70107473)
椿 都生夫 滋賀大学, 教育学部, 教授 (10040700)
黒河 宏企 京都大学, 理学部・飛弾天文台, 助教授 (80135508)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 電波ヘリオグラフ / 太陽フレア / 太陽活動 / 「ようこう」 / フレア磁場 / 電波干渉計 |
研究概要 |
電波ヘリオグラフは平成2年度3年度の2ケ年で建設中である。太陽活動の観測装置としては、既に打ち上げが成功している宇宙科学研究所の大陽観測衛星「ようこう」、の国立天文台の太陽フレア望遠鏡、既設の飛弾天文台ド-ムレス望遠鏡、名古屋大学太陽地球環境研究所の太陽風歓測装置などがある。これらの大型装置の他に定常的な観測を行う中小の装置がある。電波ヘリオグラフが稼動すれば、これらの諸装置と共同して太陽活動の歓測を行うことになる。電波ヘリオグラフの特長としてはこれまでにない高い空間・時間分解能と太陽全面をカバ-する広い視野を持つ太陽専用装置で一日6時間太陽を観測し続ける装置で、発生する太陽活動の変化を余すところなく捕捉出来ることにある。 本研究に関連して研究会は2度開かれた。2月の研究会では「ようこう」の研究成果の最初の総括的な発表が行われた。本研究はこの研究会の旅費を出版費の一部を補助支援した。この研究会では数多くの新しい成果が発表されたが,フレア磁場の歓測について電源ヘリオグラフとの共同研究が期待されるテ-マがいくつか予想・期待され,大きな示唆を得た。3月に行われた研究会は電源ヘリオグラフの推捗状況の紹介と現場の見学,ならびに,「ようこう」の成果の概要のレビュ-が行われ,約25名の参加者があった。電波ヘリオグラフの基本性能の概説の後,ハ-ドウエアとソフトウエアシステムについてそれぞれ詳しい現状報告があり、いくつかの質疑応答があった。続いて見学に移り、短期間に完成に近い域に達していることに、見学者から賞賛の言葉が、担当者・メ-カ-に寄せられた。デ-タの共同利用については当面担当者との共同研究という形で進めたいという提案に理解が示めされた。本研究ではまた「ようこう」の観測旅費の支援を何度か行った。
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