研究課題/領域番号 |
03352019
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
秋山 守 東京大学, 工学部, 教授 (60010732)
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研究分担者 |
西尾 茂文 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (00111568)
藤井 直之 名古屋大学, 理学部, 教授 (60011631)
成合 英樹 筑波大学, 構造工学系, 教授 (70134210)
飯田 嘉宏 横浜国立大学, 工学部, 教授 (90005299)
井上 晃 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 教授 (20016851)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 蒸気爆発 / エネルギ-変換 / 相変化 / 火山爆発 / 原子炉事故 / 熱流体科学 |
研究概要 |
蒸気爆発は、火山爆発や原子炉事故、金属工場・化学プラントの事故などの広い範囲に係わる現象である。これまでは、それぞれの対応する学問分野で別個に研究が進められてきた。本研究では、この蒸気爆発現象を、より普遍的な立場から横断的に検討し、その機構を明らかにするために、これまで各分野で蓄積されてきた知見を総合し、研究の方向性と方法論について議論を行った。合わせて、今後に必要な研究課題の整理を行った。 具体的には、この1年の間に合計7回の会合をもち、重点領域への申請を主な目標として、研究の現状と関連動向の情報交換などを通して、上記の検討を進めた。このなかで、研究分担者がそれぞれの研究分野として、蒸気爆発の基礎研究/海底火山噴火と蒸気爆発/蒸気爆発の利用/原子炉安全評価における蒸気爆発/産業安全と蒸気爆発などのレビュ-を行っている。平成3年11月には、本総合研究(B)のメンバ-の企画により、国内から約60名、海外から5名の参加を得て、「蒸気爆発の物理に関する国際シンポジウム(Symposium on Physics of Vapor Exploson)」を開催して活発な議論を行い、この国際シンポジウムのプロシ-ディングスを刊行した。 以上の検討を通して、諸分野にまたがる蒸気爆発に係わる問題を、新しい学術研究の側面と安全評価や対策に通じる産業的な側面の両者を勘案して整理し、 I.蒸気爆発の発生環境 II.蒸気爆発の素過程 III.超高速非平衡熱流体科学 IV.蒸気爆発現象の評価法 の4件の主要な研究課題にまとめ、平成5年度発足重点領域に「蒸気爆発の動力学」の申請領域名で申請を行った。
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