研究課題/領域番号 |
03353010
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
三川 潮 東京大学, 薬学部, 教授 (60012613)
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研究分担者 |
海老塚 豊 (柿沼 勝己) 東京大学, 薬学部, 助教授 (90092543)
小倉 協三 東北大学, 反応化学研究所, 教授 (80006303)
瀬戸 治男 東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (10013335)
北川 勲 大阪大学, 薬学部, 教授 (20028830)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 天然有機化合物 / 代謝制御 / 物質生産 / 形質転換 / 生合成鍵酵素 / 応答反応 / 希少生物 |
研究概要 |
本研究は、生物が造り出す天然有機化合物の積極的利用をはかることを最終的な目的とし、いくつかの異なるレベルでの研究を総合して、有用物質の生産に結びつけようとする研究班の企画を立案することである。本年度行った2回の班会議と天然物化学の領域で重点領域研究に向けて計画をしているグル-プとの討論をへて、天然物の効率的生産のための基礎研究として下記の4つの班で構成する研究班組織を立案した。 1、生物の形質転換による物質生産 生物活性物質などの有用天然物の効率的生産に遺伝子導入による形質転換を利用する研究班で、基礎的研究としての生合成経路の解明、遺伝子のクロ-ニング、外来遺伝子導入による形質転換などの研究を行なう。 2、生合成鍵酵素による物質生産 天然物生合経路の中心となる鍵酵素の反応機構、遺伝子のクロ-ニング、大量発現酵素を用いる物質生産などについて研究する。 3、植物の応答反応を利用した物質生産 植物の細胞は外界からのさまざまな刺激に対し反応し、二次代謝レベルでの変化をもたらすことが知られている。例えばオリゴ糖類は抗菌性物質の生産を惹起し、また培積細胞塊のサイズをそろえると分化が誘導される。この応答反応を利用して物質生産を誘導する条件を解明し、実用への道をさぐる。 4、希少生物による物質生産 非常に有用であるにもかかわらず、資源的な制約から利用への研究が進まない生物について、培積法、分子生物学的手法の開発により、局面の打開をはかる研究を行なう。 現在迄の研究に関し印刷物を作成し、さらに重点領域研究計画案の作成をおこなっている。
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