研究概要 |
本研究班は,平成5年度発足重点領域研究「免疫系と神経・内分泌系との連携」の申請準備を目的としている。そのため,上記6名を中核としたメンバ-による班会議を2回,相互の研究連絡やこの分野の研究の実情を調査するための個人的会合を頻繁に行なった。また,班員以外の人にも班会議に加わっていただいて意見を聞いた。これまで2年にわたって総合Bが採択され,今回は3年目(ただし研究課題はそれぞれ少しずつ異なっている)である。シンポジウムは1年目は京都(京大会館)で,2年目は東京(東大山上会館)で開き,いずれも盛会であったが,今回はシンポジウムは一応それで成果をあげたことと認識し,3回目を開くことはしなかった。 申請書の内容は上記の会合や連絡のほか,電話,郵送,FAXを用いて検討しあい,その結果,48ペ-ジの申請書と,4ペ-ジの申請書概要を完成し,2月末に50部を文部省学術国際局研究助成課へ提出した。 当重点領域は,平成2年度,3年度,および4年度発足として,類似の領域名で過去に三度申請したが,はじめの二年は第一次審査を通過したものの最終的には不採択,三年目は一次審査で不採択となった。今回の申請に当たっては,これまでの経過を検討し,ある程度の変更を加えはしたものの,全面的に改めることは,研究内容そのものを損なうことになるので,筋を通しつつ,より明確な方針を表現するようにつとめた。 この方面で,当申請代表者が代表となって申請することは今回で終りにし,もし今回も不採択であっても,この方面は誰かが必ず継いでいただけるのであろうと信じ,平成4年度の総合B研究は申請しなかった。
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