研究課題/領域番号 |
03354019
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
黒川 清 東京大学, 医学部(病), 教授 (30167390)
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研究分担者 |
丸茂 文昭 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (00050443)
猿田 享男 慶応大学, 医学部, 教授 (70051571)
井村 裕夫 京都大学, 総長 (10025570)
今井 正 自治医科大学, 薬理学, 教授 (40049010)
阿部 圭志 東北大学, 医学部, 教授 (60004777)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1991年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | エンドセリン / メサンギウム細胞 / 血小板由来成長因子(PDGF) / TGFーβ / 細胞外基質 / バゾプレッシン / 糸球体内皮細胞 / 熱ショック蛋白 |
研究概要 |
本研究の主旨は腎の構造と機能に関する分子細胞生物学的手法による研究の本邦における現状を把握し、今後のこの分野における研究の進むべき方向を各研究者間の議論などを通じて明らかにしていくことである。この趣旨の沿って平成4年1月18日に関連する研究者による報告会が開かれた。この会合において近年の分子生物学の発展は腎の構造と機能の解析にも応用され、この分野に大きな進歩と変化をもたらしつつあることが確認され、今後このような手法を用いた検討を進めていくことがさらに重要であることが改めて明らかとなった。その個々の研究の詳細については別に印刷物として配布するのでここではその詳細については省略する。概説すると腎糸球体に関しては近年TGFーβ,POGF,エンドセリンheat shock protein、線容系等の多くの増殖因子やホルモンなどが腎炎の発症機序や腎の徴小循環の調節などに関与することが知られるようになっているが、これらの産生や作用などに関する更なる検討が報告された。又、糸球体に存在し、炎症や血行動態の調節に重要な働きをすると考えられるメサンギウム細胞での刺激伝達系に関する検討や内皮細胞を用いた検討、細胞外基質の産生に関するmRNAレベルでの検討、モノクロ-ナル抗体により惹起される実験腎炎に関する検討等も発表された。一方尿細管に関してはイオン輸送とその調節に関する検討や物質代謝に関する検討が単離したチャンネルや尿細管細胞のレベルで行われており、様々な新しい観察が報告された。この他エンドセリンやバゾプレッシンのレセプタ-に関する報告や尿細管糸球体フィ-ドバック機構とその刺激伝達に関する細胞レベルでの考察なども発表された。このように腎の研究の分野でも分子細胞生物学的な手法がきわめて有用であることが明らかとなったが、解決すべき問題はまだ多く、今後の検討が期待される。
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