| 研究課題/領域番号 |
03401005
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| 研究種目 |
一般研究(A)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究分野 |
社会学
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| 研究機関 | 静岡県立大学 |
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研究代表者 |
岡 並木 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (50213913)
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| 研究分担者 |
渡辺 聡 静岡県立大学, 国際関係学部, 助手 (30240485)
大山 七穂 静岡県立大学, 国際関係学部, 講師 (00213893)
石川 准 静岡県立大学, 国際関係学部, 講師 (60192481)
富沢 寿男 (富沢 寿勇) 静岡県立大学, 国際関係学部, 助教授 (70180164)
西田 ひろ子 静岡県立大学, 国際関係学部, 助教授 (00218166)
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| 研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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| 研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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| 配分額 *注記 |
10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1992年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1991年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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| キーワード | 異文化トレーニング / 異文化コミュニケーション / カルチャー・ショック / 適応 / ステレオタイプ / 偏見 / 誤解 / 文化摩擦 / コミュニケーション・ギャップ / 異文化体験 / 異文化 / 異文化トレ-ニング / カルチャ-・ショック / コミュニケ-ション・ギャップ / 異文化適応 / 留学生 / 海外赴任 |
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| 研究概要 |
本研究では、効果的な異文化トレーニングの開発に向けて次に諸点に焦点をあてて調査、研究を行った。ひとつは、異文化への適応に影響をもたらす諸要因の特定化である。もうひとつは、異文化接触がもたらす諸問題とその原因の追求、解明。そしてもうひとつは、異文化トレーニングに付随する問題点を明らかにすることである。
西田は、在日外国人の日本企業への適応を規定する要因を特定化すべく質問紙調査を実施し、重回帰分析を用いた分析を行った。富沢・玉置は、日本に働きに来ている日系ブラジル人とその近隣の日本人を対象にインタビュー調査を行い、文化のことなる人々の接触から生じる問題とその原因について調べた。大山は、米国へ転勤した夫とともに米国へ渡った妻たちの米国での生活への適応について質問紙を用いた調査を行った。石川は、文化の異なる者が相互作用に持つときに生じる誤解の性質について検討を加え、誤解には2つの種類があり、それぞれ区別して考察されるべきことを指摘した。渡辺は、現行の異文化トレーニングを概観し、その問題点を指摘した。
これらの調査・研究を通して明らかになったのは、文化の異なる社会への適応あるいは文化の異なる人々との相互作用を成功させるのに必要な個人の能力あるいは文化的・社会的要因は、自分の文化の中で社会に適応したり、人々とうまく相互作用を行ってゆくのに必要な能力や要因と大きな違いはないということだった。異文化トレーニングはともすれば文化間の行動や思考様式、価値観の相違を強調してしまう傾向がある。そうした傾向は異文化に対する固定観念的な先入観を植え付けかねない。新たな異文化トレーニングプログラムを開発するさいには、この点に留意が必要だろう。
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