研究課題/領域番号 |
03401014
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
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研究分担者 |
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
清水 康敬 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (10016561)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
14,500千円 (直接経費: 14,500千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1991年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
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キーワード | CAI / コースウェア / 教授設計 / 教授法 / タスク分析 / システム設計 / 教育工学 / コースウェア設計法 / 教授方略 / グラフ理論 / ハイパーメディア / モデル化 / システム化 / 学習課題 / エキスパートシステム / コ-スウェア / 教授法略 / エキスパ-トシステム |
研究概要 |
本年度は、中学校数学、理科、社会科の歴史にコースウェア設計手法を適用し、各教科の特性に応じたコースウェア設計法を確立した。 (1)教師の種々の教育方法(教授方略、方策)を反映したコースウェアの骨格が出力されるプロトタイプをパソコン上で作成した。 (2)数学では概念間の包含を重視する包含関係、理科と社会科の歴史では概念間の原因結果を重視する因果関係、実験等に見られる手順関係等の分類によって教科の特性を、研究協力者と共にその関係構造によって明らかにする仮説をたてた。これによって、各教科特性に応じたコースウェアの設計法を確立した。 (3)本研究で提案した方法は、結局学習内容の構造化と系列化の方法の提案である。グラフ理論を用いた本手法は、概念形成の方法やハイパーメディアの教材構造にも適用されることが分かった。本手法を用いてワークステーション上で実装し、その有効性を確認した。 (4)平成3年度、4年度、本年度で開発したモデル化とシステム化によるコースウェア設計法と、このコースウェア設計法の適用によるCAIコースウェアの評価などの結果をまとめ、報告書として刊行する。 以上のように、本年はシステム的な教授設計法(Instructional System Design)の手法を、コースウェアの設計法に適用した。この考え方の基本は、メリルやライゲルースの教授設計法にも見受けられるが、本研究の場合は、さらに数理的手法(グラフ理論の応用)を導入したことに新規性がある。本手法は、ハイパーメディアの設計にも応用されることが分かった。
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