研究課題/領域番号 |
03402020
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
鉱物学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
島 敞史 山口大学, 工学部, 教授 (70035038)
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研究分担者 |
池田 攻 山口大学, 工学部, 助教授 (00035057)
溝田 忠人 山口大学, 工学部, 教授 (10018666)
中邑 義則 山口大学, 工学部, 助手 (60112223)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
35,100千円 (直接経費: 35,100千円)
1993年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1992年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1991年度: 24,800千円 (直接経費: 24,800千円)
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キーワード | 硫化鉱物 / 含銀硫塩鉱物 / 熱水合成 / 相平衡 / 固溶体 / Mn-wurtzite / sphalerite固溶体 / wurtzite固溶体 / galena-matildite固溶体 / 含Ag硫塩鉱物 |
研究概要 |
3年間にわたりそれぞれ金属資源としては重要な鉱石鉱物を含む以下の三つの系についで350〜400℃の範囲で熱水合成実験を行ない各鉱物の安定共存関係、固溶体の安定領域等を明らかにし相平衡図をほゞ完成した。250℃迄の低温についても一部実験を行ったが、全ての系について相関係を完全に明らかにするには至らず、今後の検討が必要と思われる。 1.Fe-Mn-Zn-S系 350℃においてこの系に安定に存在するpyrrhotite(FeS),sphalerite(ZnS).alabandite(MnS)の固溶領域をほゞ明らかにし、さらに従来は高温型(1020℃以上で安定)であるとされていたwurtzite(ZnS)が多量のMnを固溶することにより350℃あるいは250℃の低温でも安定に存在することを確かめ、主として350℃における相平衡関係を明らかにした。 2.Pb-Ag-Bi-S系 非常に多くの含銀硫塩鉱物が含まれているこの系において400℃の熱水合成実験で合成された鉱物はgalena-matildite ss.heyrouskite,benjaminite,pavonite,cannizzarite galenobismutite.bismuthinite argentiteの8種類であり、ほとんどの鉱物はAg^++Bi^<3+>(〕 SY.dblharw. 〔)Pb^<2+>の置換による固溶体を形成することが明らかにされた。より高温での乾式合成による実験結果とはいくつかの点で異なった結果が得られているが、本実験ではgalena-matilditessとlillianitessの間にlillianile homologous seviesと呼ばれる複雑作成の一郡の固溶体鉱物か合成されている.これらを含めて400℃における相平衡関係を明らかにすることができた。 3 Fe-Ni-S系 500℃以上の高温での相関係がほゞ完全に明らかとなっているこの系について400℃で熱水合成実験を行ないこの温度での相平衡関係を求めた。MSSは400℃でもなを完全固溶体を形成している.
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