配分額 *注記 |
17,100千円 (直接経費: 17,100千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1992年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1991年度: 8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
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研究概要 |
本研究の開始前に研究代表者の研究室において実施されていた海上ビジネス都市の計画研究,その後に順次実施された海上レジャー基地,深海ステーションおよび浮体空港の計画研究の過程を分析し,海洋空間利用のための構造体の計画に共通する項目として,ニーズ分析,アイデアの発想,コンセプトの構想,基本設計,分析と評価,最適化を抽出し,流れ図としてまとめた。 この流れ図では浮体構造システムの基本案の作成までを対象として,そこまでの手順と手法を詳しく論じたが,特に要素技術としての,(1)自然環境条件の調査法と設計入力への変換法に関して,大規模半潜水式構造の波荷重,風荷重の評価法,(2)浮体構造形式,係留方式,構造材料の選択法に関して,構造形式と係留方式の種類と特徴,選択あるいは開発の考え方,(3)初期構造設定法に関して,大規模浮体の波荷重に対する応答特性の鳥瞰図的把握法,得られた特性と適用法,初期構造寸法の沢永法,(4)静的・動的応答解析法に関して,構造モデリング,流体力学的係数と液強制力の評価法による動的応答解析法の分数,特に流力弾性解析との関係を論じ,この種の浮体の工学的解析に基づく計画,基本設計に具体的な方法論を提集した。 最後に,胃頭で挙げた海上ビジネス都市,海上レジャー基地,深海ステーション,浮体空港の計画を提集した方法に則って合理性の高い内容とした。
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