研究課題/領域番号 |
03403017
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
杉野目 浩 北海道大学, 工学部, 教授 (00000779)
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研究分担者 |
仙北 久典 北海道大学, 工学部, 助手 (50241360)
折登 一彦 北海道大学, 工学部, 助教授 (20109482)
徳田 昌生 北海道大学, 工学部, 助教授 (80001296)
小林 和裕 北海道大学, 工学部, 助手 (90161976)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
32,500千円 (直接経費: 32,500千円)
1993年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1992年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1991年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
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キーワード | 光化学反応 / 電極反応 / アルコキシルラジカル / ステロイド / 次亜ヨー素酸エステル / 有機合成 / キノン / リグナン / ラジカル反応 / ストロイド / セスキテルペン合成 / セスキテルペン / オキシム / カルボキシル化反応 / 有機分子変換 / 複素環化合物 |
研究概要 |
1 有機合成に有用なキノンの新光付加反応の開発-2-ヒドロキシン、2-アミノ、または2-メルカプトナフトキノンと種々のオレフィンとの新奇[3+2]光付加反応を見い出し、該反応によりマチュリノン、キナマイシン骨格、イソタンシノン骨格等の新合成を達成した。また2-アリールアミノ-、2-アルキルアミノナフトキノンの光アルキルならびに光アシル化反応など有機合成化学に有用な新プロセスを開発した。 2 ROIの光分解により発生せしめたアルコキシルラジカルの選択的ベータ開裂反応を利用する有機合成法の開発-標記開裂反応をキーステップとするビシクロ[5.4.0]ウンデカン骨格の一般合成法、含酸素複素環の一般合成法、フタリド類、γ-ならびにδ-ラクトンの合成法等を開発した。これらの方法を用いて(±)-カリオフィレン、(±)-イソカリオフィレン、(±)-ヒマチャレンなどのセスキテルペン、(±)-ルシフェイオリドなどのマクロリド、(±)-オイデスミン、(±)-ピペリトール、(±)-ヤンガンビンなどの天然リグナンの全合成を達成した。 3 オキシム類の光による新分子変換-多数のステロイド系α,β-不飽和ケトンオキシムを新たに合成し、β,γ-不飽和ケトンオキシムへの光異性化、立体特異的メタノール付加などの新たな反応を見い出し、構造の生成物の相関を明らかにした。 4 不飽和アミンの環化による2,5-ジ置換ピロリジン類の立体選択的合成法の開発-δ-アルケニルアミンのアニオン的環化または電極反応による環化では2,5-シス-ジ置換ピロリジンが、ラジカル環化では2,5-トランス-ジ置換ピロリジンが生成することを明らかにした。 5 その他-電解調製活性亜鉛によるアルデヒドおよびケトンの簡便なイソプレニル化反応を開発し、昆虫フェロモンであるイプセノールとイプスジエノールを合成した。
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