配分額 *注記 |
32,500千円 (直接経費: 32,500千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1991年度: 27,400千円 (直接経費: 27,400千円)
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研究概要 |
最終年度にあたり,全体のまとめを行うとともに,以下の結果が得られた。 1.PBZT,PBZOおよびそれらの共重合体から繊維および単結晶を作製し高分解能電子顕微鏡による結晶格子像から結晶欠陥を直接とらえるとともに,熱処理による微結晶配向ゆらぎの発生およびその原因を格子欠陥と剛直性の関係から明らかにした。又共重合体を等温結晶化させて組成と形態の変化を明らかにした。 2.剛直成分からなる三次元架橋体を合成し,その熱的,力学的特性を測定した。この架橋体は500℃まで熱的に安定であり,力学的には通常のゴムにみられるエントロピー的弾性的挙動は示さなかった。又,架橋体内で屈曲性高分子を重合し,剛直-屈曲高分子複合体を作製し,その中でのポリアミド分子の凝集状態の検討を行った。剛直架橋体にグラフト共重合したポリアミド分子鎖は結晶化が非常に困難で分子分散状態にあることを示した。
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