研究課題/領域番号 |
03403023
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
古賀 憲司 東京大学, 薬学部, 教授 (10012600)
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研究分担者 |
中島 誠 東京大学, 薬学部, 助手 (50207792)
河崎 久 東京大学, 薬学部, 助手 (10186083)
新藤 充 東京大学, 薬学部, 助手 (40226345)
富岡 清 東京大学, 薬学部, 助教授 (50114575)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
32,800千円 (直接経費: 32,800千円)
1993年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1992年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1991年度: 21,800千円 (直接経費: 21,800千円)
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キーワード | 不斉脱プロトン化 / 不斉アルキル化 / キラルリチウムアミド / 不斉プロトン化 / 不斉触媒反応 / エナンチオ選択的反応 / 配位子交換反応 / 多核NMR / キラル塩基 / 不斉合成 / 不斉アルドール反応 / 不斉プロント化 / メカニズム / リチウムアミド / X線結晶解析 / ^6LiNMR / ^<15>NNMR |
研究概要 |
1 シクロヘキサノン誘導体の不斉脱プロトン化反応において脱離する水素を、重水素で標識した基質を用いることによって明らかにした。 2 環状ケトンの不斉α-アルキル化反応の立体反応経路を、4-置換シクロヘキサノンの反応を用いて明らかにした。 3 アキラルエノラートの不斉プロトン化反応を実現し、これを用いてラセミのケトンの光学活性ケトンへの変換法を確立した。また、重水素化反応によって、このプロトン化反応が、用いるキラルアミンのプロトン化を経由して進行することを明らかにした。 4 三種のキラルリチウムアミドの溶液構造を^6Li、^<15>N NMRによって、結晶構造をX線結晶解析によって明らかにした。また、強力な外部配位子を用いてこれらのリチウムアミドの溶液構造(会合状態)を制御することができることを示した。これらの結果と実際の反応との相関性を明らかにした。 5 上記の不斉脱プロトン化反応について、用いるキラル塩基に関して不斉触媒反応とする途を拓くと共に、その不斉触媒機構を明らかにした。 6 上記の不斉アルキル化反応について、水素-リチウム交換反応を実現し、用いるキラル塩基に関して不斉触媒反応とする途を拓いた。本不斉触媒反応は極めて効率が良く、その配位子交換の機構の解明を急いでいる。 7 キラル塩基を用いる不斉アルドール反応、不斉ダルツェン反応を実現した。
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