| 研究課題/領域番号 |
03404030
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| 研究種目 |
一般研究(A)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究分野 |
神経内科学
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
柴崎 浩 京都大学, 医学部, 教授 (30037444)
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| 研究分担者 |
池田 昭夫 京都大学, 医学部, 助手 (90212761)
長峯 隆 京都大学, 医学部, 助手 (10231490)
福山 秀直 京都大学, 医学部, 講師 (90181297)
米倉 義晴 京都大学, 医学部, 助教授 (60135572)
木村 淳 京都大学, 医学部, 教授 (10204976)
佐々木 和夫 京都大学, 医学部, 教授 (20025539)
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| 研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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| 研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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| 配分額 *注記 |
24,900千円 (直接経費: 24,900千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1992年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1991年度: 20,000千円 (直接経費: 20,000千円)
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| キーワード | 随意運動 / 中枢制御 / 無侵襲的研究 / 運動関連脳電位 / 運動関連脳磁図 / PET / 局所脳血流 / 硬膜下記録 / 硬膜下電極 / 局所脳血流量 |
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| 研究概要 |
1。運動関連脳電位の発生源の解明術前てんかん患者の硬膜下電極から手指の随意運動に先行する脳電位を記録し、運動開始の約2秒前から補足運動野と一次運動野のそれぞれ手の領域が両側性に活動し始め、約300ミリ秒前からは運動と反対側が優位に活動することを明らかにした。
2。運動関連脳磁図の記録正常者の手指の随意運動に伴って大脳皮質から発生する磁場を記録し、運動開始時点の直前直後に現われる電位の発生源の一部を明らかにした。
3。単純な運動と複雑な運動の比較正常者を対象として、手指の複雑な運動として中指と示指を順番に動かす課題を、単純な運動として両指を同時に動かす課題を用いて、それぞれの運動開始時点に先行する脳電位の頭皮上分布を比較した結果、複雑な運動では、従来唱えられてきた補足運動野に加えて、両側の一次運動野も重要な働きをなすことが推測された。また、中指だけを動かす課題と中指と示指を同時に動かす課題を比較したところ、運動前陰性電位が中指の単独運動の方でより大きいことから、繊細な運動に際して一次運動野が重要な役割を果たすことを示唆した。
4。PETによる脳血流を用いた機能画像正常者が手指の運動課題施行中に酸素15で標識した水(H2^<15>O)を静脈注射し、PETにより脳血流画像を解析した結果、複雑な運動では補足運動野のほかに一次運動野が、しかも片手の運動でも両側性に活動することが判明し、上記脳電位の成績を支持する結果を得た。
以上、3年間の本研究の結果、ヒトの手指の随意運動の中枢制御に果たす一次運動野と二次運動野の役割の一端が解明された。特に複雑な運動の制御に関して、従来重要視されてきた補足運動野に加えて、一次運動野の果たす機能が明らかになった。
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