研究課題/領域番号 |
03404057
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
内山 洋一 北海道大学, 歯学部, 教授 (40005020)
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研究分担者 |
小野 一郎 福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (20125298)
脇田 稔 北海道大学, 歯学部, 教授 (40018916)
岸浪 建史 北海道大学, 工学部, 教授 (30001796)
中村 進治 北海道大学, 歯学部, 教授 (80001791)
大浦 武彦 北海道大学, 医学部, 教授 (70000982)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
32,800千円 (直接経費: 32,800千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1992年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1991年度: 27,500千円 (直接経費: 27,500千円)
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キーワード | 光造形法 / 顎変形症 / CT / MRI / 三次元計測 / 生体の実体モデル / 歯冠形態の復元 / CAD / CAM |
研究概要 |
本研究では、現在工業界で開発されつつある「レーザーリソグラフィ」(光造形法)という新技術を歯科及び医科の分野に導入して、効率的に生体の実体モデルの作製が可能なシステムを開発し、その応用を幅広く展開することを目的とした。 この光造形法は、CADによって設計された工業製品の形状を、すぐに実体化して確認する目的で開発されたものであるため、物体の形状が連続した断面情報という形で提供されれば、どのような複雑な形態であっても作製することが可能である。 そこで我々は、以下のような実体モデルの作製に成功した。 1.顎変形症患者の顎顔面部の骨格モデルを、連続スライスのCTのデータを元に作製した。 2.模型の歯冠形態とクラウンの支台歯形成を行った模型の三次元計測データを元に、歯冠補綴物であるクラウンの形態を光造形法により合成樹脂で作製し、それを鋳造用パターンとして金属を鋳造してクラウンを作製した。 3.MRIの連続スライスデータを元にして、皮膚に覆われた頭蓋骨と内部の脳の模型を作製した。 4.地図の等高線情報を元にして、山の模型を光造形法にて作製した。 5.矯正科の分析用歯列模型の三次元計測データを元にして、光造形法による樹脂製歯列模型を作製した。 6.顎運動軌跡の三次元データを元にして、切歯点部の下顎限界運動範囲の三次元模型を作製した。 7.CAD/CAMによる純チタンクラウン作製の過程で、設計したクラウンのCADデータの形状の確認を、光造形法を用いて合成樹脂の模型を作製して行った。 8.歯質の連続切片標本の光学顕微鏡の画像データを元にして、エナメル小柱の微細構造の実体模型を作製した。
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