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在宅ひとりぐらし老人のソーシャル・サポート・システム

研究課題

研究課題/領域番号 03451036
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

古谷野 亘  東京都老人総合研究所, 社会学部門, 研究室長 (30162077)

研究分担者 野口 裕二  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60183547)
北野 誠一  桃山学院大学, 社会学部, 助教授 (60186252)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1992年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1991年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワードひとりぐらし老人 / ソーシャル・サポート / ソーシャル・ネットワーク / 独居老人 / ソ-シャル・ネットワ-ク / ソ-シャル・サポ-ト / 生活満足度 / 主観的幸福感 / 孤独感
研究概要

ソーシャル・サポート・システムを中心として、ひとりぐらし老人の生活実態調査を行った。ひとりぐらし老人は、同居家族がいないというその特性により、老年期の社会関係を解明を試みる際の調査対象として優れた条件を備えている。
調査は、大阪府河内長野市に居住する65歳以上のひとりぐらし老人の全数1223名を対象として、訪問面接法により、1992年2月に実施された。調査対象者は同市の住民基本台帳より抽出された。しかし訪問の結果、485名(39.7%)は同居家族がいる等により調査対象から徐外され、残りの738名(60.3%)の調査対象者中627名より回答を得た。有効回収率は85.0%であった。
ひとりぐらし老人は社会的に孤立し孤独であるとみなされることが多いが、本調査の結果は、この種の観念が誤りであることを示した。全体の約7割が別居子を有し、しかも別居子の多くは比較的地理的に近いところに居住していた。そのため、子どもとの間に頻繁な交流を維持している者が多く、さらに兄弟・親戚や近隣住民との間にも頻繁な交流を維持している者が多かった。また、他者との頻繁な交流を前提として、ソーシャル・サポートを得られる者が多く、特に兄弟・親戚や近隣住民からサポートを得られる者が多かった。
全国調査の結果等と比較して、本調査対象者は、特に社会的に孤立しているわけでも孤独なわけでもなく、また特に病弱、貧困、もしくは幸福度が低いわけでもなかった。しかしその一方で、心身の健康や生活水準、社会関係面で脆弱性を有する者が存在することも判明したので、ひとりぐらし老人のソーシャル・サポート・システムおよびそれと関連する要因について、より詳細な分析の必要性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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