研究課題/領域番号 |
03451040
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
長谷川 栄 筑波大学, 教育学系, 教授 (00018178)
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研究分担者 |
小島 弘道 筑波大学, 教育学系, 教授 (80030584)
川合 治男 筑波大学, 教育学系, 助教授 (50014791)
山口 満 筑波大学, 教育学系, 教授 (20006571)
佐々木 俊介 筑波大学, 教育学系, 教授 (40018221)
佐藤 三郎 筑波大学, 教育学系, 教授 (20092520)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 総合大学 / 教職教育 / プログラム開発 / 初任者研修 / 教職専門科目 / 教職課程履修者 / 教育職員免許法 / 教員養成 / 教育実習 / CAI |
研究概要 |
平成3年度と4年度の2年間にわたり、総合大学における教職教育のプログラム開発のための理論的ならびに実践的研究に行ってきた。その研究の成果は、日本科学教育学会研究会、日本教師教育学会などで口頭発表されるとともに、数点の学術論文として発表された。さらに、平成4年度末には、これまでの研究成果を集約した報告書「総合大学における教職教育のプログラム開発に関する研究」が刊行されることになっている。 こうした研究活動を通して、およそ次のような知見が得られている。 1.総合大学における教職課程を履修している学生の意識としては、教職への強い意欲をもつ者が多く、実践的な事柄への関心がつよい。 2.全国各県の初任者研修のプログラムの分析などを通して、初任研とのかかわりで見ると、養成段階でのプログラムでは、実践の基礎を育てるというばあいの「基礎」を見直してみる必要があることが明らかにされた。 3.教免法の改正や大網化の動きとかかわっての各大学におけるプログラム開発の状況について分析した結果、総合大学のばあいには、大学教育全体における教職教育の位置づけ方が改めて問われることになり、今後への大きな課題を残していることが明らかにされた。 4.プログラム開発のための実践的研究が自己評価・自己点検ともかかわってさまざまな形で進められているが、同一科目を復数の教員が担当しているばあいには相互の調整、さらに教職科目担当者相互の協力の必要性が明らかにされた。 5.多様な専門分野のスタッフがいること、また学生の専門的な学習能力の水準が高いことなど、総合大学のメリットを十分に生かしたプログラム開発が望まれることが改めて明らかにされた。
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