研究課題/領域番号 |
03451090
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業経済学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西村 博行 京都大学, 農学部, 教授 (60003068)
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研究分担者 |
宇佐見 晃一 京都大学, 農学部, 助手 (10203506)
加賀爪 優 京都大学, 農学部, 助教授 (20101248)
熊谷 宏 京都大学, 農学部, 助教授 (20003139)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 緑地保全 / 農林地保全 / 地価 / 土地利用転換 / 土地利用純収益 / 評価 / 補償 / 収益還元地価 / Land Value of Capitalization |
研究概要 |
近畿圏、とりわけ京阪神都市圏の農地と非農業用途の土地利用の近年における用途変更の実態を調べ、特に土地利用転換と地価動向について資料の収集を行ない、時系列ならびに横断的な分析作業を行なった。地価形成に関連すると思われる国民総生産、勤労者収入、消費者物価、利子率などの変動との相互関係については、それらの動向を比べ、更に農地価格が一般の土地価格の動向と密接な関わりをもつことを示した。一般地価の動向では、商業地価格と宅地価格が時期的に急騰・沈静・下落を示した時期を明確に区分でき、そして農地の価格もまた、市街地価格と市街化調整区域の価格で同様に推移した動向が示された。 神戸市と滋賀県守山市の都市化地域での緑地・農林地の利用転換と地価の変動については、それぞれ過去10年間の変動経過についての統計を収集し、調査対象地区での動向を示した。 土地利用の転換に伴なう補償に関しては制度的な補償の慣行を整理した。 都市化地域における農地利用の実態については、調査対象地(神戸市と守山市)での意向調査結果から、農家とその他住民の緑地・農地の対する評価の実情を比較検討し、特徴点を整理した。緑地・農地の都市民の利用方法に関して、大阪府高槻市、奈良県御所市などでの事例にづき実態調査を行ない、大都市の事例として大阪市の阿倍野区の住民を対象として、地域外での市民農園、観光農業、レクリエーション農業、緑の景観についての評価について意識調査を実施し、緑・農地への期待評価の高さを示すことができた。
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