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理科・社会科廃止と生活科新設を中心とした小学校低学年の教科再編成の影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03451102
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関国立教育研究所

研究代表者

永野 重史  国立教育研究所, 教育指導研究部, 部長 (30000045)

研究分担者 清水 克彦  国立教育研究所, 教育指導研究部教材研究室, 研究員 (00192609)
高浦 勝義  国立教育研究所, 教育指導研究部教育方法研究室, 室長 (40110093)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1991年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード生活科 / 教育評価 / 教育課程 / 知的発達 / 学習態度 / 学力 / 概念理解
研究概要

平成4年度から施行された小学校学習指導要領における新設教科「生活」の影響を、教師の学習指導観,児童の知的発達や学習態度におこる変化をみることによって明らかにすることを目的として,次の研究をおこなった。
1.生活科の授業を観察し,これにもとづいて,
(1)教師の教授活動の評価方法を開発した。平成3年度に作成した評価の視点にもとづいて平成4年度も授業観察をおこない,ジョウン・タフ(英)のコミュニケーション能力の研究などを参考にして,教師の言語的援助に関する項目を加えて,評価の視点の改訂をおこなった。
(2)児童の学習活動の評価方法を開発した。「状況に依存した学習」に関する最近の研究をもとに,授業観察の資料を再検討し,生活科における学習の評価の枠組みを構成した。
2.授業に近い形態で,問答や質問紙調査を,子供にとってできるだけ自然な雰囲気の中でおこなう調査方法(ピアジェが研究に用いた,個人的な「臨床法」に比べると「集団的臨床法」と呼びうる)によって,主要な概念に関する児童の考えかたを調べ,
(1)児童が,考えを言葉で表現させてみると,主要概念について,教師が予想もしなかった理解をもっていることや,
(2)適切な援助指導のもとでは,低学年児童の思考力は,ピアジェの発達段階説が相定するものよりはかなり高いことを明らかにした。
全体として,(1)指導案がかたいために,児童の自発的自主的活動が抑制されていることが多いこと,(2)教師に,児童の自主的活動を尊重するあまり,ねらいをもった指導を即興的におこなうことも避ける傾向があり,直接体験を重んじて,言語的交渉を行わないので,児童の理解が深められない恐れがあるあることが明らかになった。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 高浦 勝義: "生活科における評価の考え方・進め方" 黎明書房, 238 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高浦 勝義: "問題解決力を育む活動学習・総合活動の実践" 黎明書房, 202 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高浦 勝義: "生活科における評価の考え方・進め方" 黎明書房, 238 (1991)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 高浦 勝義: "問題解決力を育む 活動学習・総合活動の実践" 黎明書房, 202 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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