• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

複数ロボットの運動計画と協調作業の自動創生

研究課題

研究課題/領域番号 03452184
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関東京大学

研究代表者

有本 卓  東京大学, 工学部, 教授 (00029399)

研究分担者 鈴木 寿  九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (10206518)
坪内 孝司  東京大学, 工学部, 助手 (80192649)
浪花 智英  東京大学, 工学部, 助手 (40231493)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1991年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード移動ロボット / 複数台ロボット / 協調作業 / 干渉チェック / 運動計画 / 経路探索アルゴリズム / 階層的ソリッドモデル
研究概要

複数のロボットが行なうべき協調作業のコンピュ-タ自動創生を目標にし、そのための基本課題に取り組んだ。すなわち、複数のロボットが運動する際に生じ得る衝突および環境との干渉チェックを高速に行なうアルゴリズムを開発することを試みた。
本課題においては,次の各項が実現できた。
1.申請者らが提案したgeographicalな階層的ソリッドモデルHSM(Hierarchical Sphere Model)を用いて移動するロボットの間の干渉チェックの効率化をはかり、その有効性をシミュレ-ション実験によって確認した。
2.二次元平面を移動するロボットを点として考え、ロボットと目標点の経路探索アルゴリズムの分割・統合法を用いて開発した。
3.接線グラフを利用して、移動ロボットの最短経路を探索するアルゴリズムを開発し、その高速性をシミュレ-ション実験によって確認した。
4.これらのアルゴリズムを組み合わせることにより、二次元平面を移動するロボットの経路を創生するアルゴリズムを考案し、その第1版のシミュレ-ションを行なった。
以上に述べたシミュレ-ション実験により、計算機上ではこれらのシステムが実現可能であることを確認し、その有効性が確認できつつある。また、実際のロボットを複数台用いて実験を行なうことを試みようとしているが、シミュレ-ション実験が順調に進んだとは言えないため、本年度内に実機を用いた実験を終了させることはできなかった。
今後に残した課題は、1.実機による実験とアルゴリズムの有効性の確認、2.三次元空間で作業するロボットマニピュレ-タへ適用できるようなアルゴリズムの拡張、3.独立に創生された複数のロボットの経路から干渉を起こす経路を発見した場合の再プランニングの問題の取り扱い方明確化とアルゴリズム化、4.より一般的な状況に対応可能なアルゴリズムの工夫である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 有本 卓: "メカニカルシステムの可学習性と受動性" 計測自動制御学会論文集. 28. 237-246 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 浪花 智英: "志却因子を導入した速度型学習制御則" システム制御情報学会論文誌. 5. 71-79 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 劉 雲輝: "MinimumーTime Trajectory planning for Multiple Manipulators Handling an Object with Geometric path conotraints" Proceedings of IROS'91. 263-268 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木 寿: "Dynamic Construction and quick search algorithms of birnary balanced trees with a fidelity criterion" IEICE Trans.(電子情報通信学会英文論文誌). 2483-2494 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木 寿: "parallelーprocessable Recursine and Hurwistic Method for Path Planning" Proceedings of IROS'91. 263-268 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi