研究課題/領域番号 |
03452218
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
柴田 拓二 北海道大学, 工学部, 教授 (30001142)
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研究分担者 |
後藤 康明 北海道大学, 工学部, 助手 (90170472)
城 攻 北海道大学, 工学部, 助教授 (00002014)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1992年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1991年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | せん断抵抗機構 / 斜張力場 / 柱・杭主筋定着長 / せん断補強筋 / 梁主筋のダボ作用 / 終局せん断耐力評価式 / 剪断抵抗機構 / 斜張力 / シアスパン比 / 横補強筋比 / 定着長 / コンクリート強度 / 逆対称加力 / フ-チング / FEM応力解析 / 平面応力 |
研究概要 |
鉄筋コンクリート(RC)部材の剪断抵抗についての既往の研究では、終局時までに部材加力面内の対角線上に圧縮応力場が形成される場合を対象とする実験的研究とこれに対応する理論解析が行われており、これによって亀裂発生ならびに終局耐力の評価法が提案されてきたが、対角線上の斜張力が卓越する部材についての研究は国内外を通じてほとんど行われていなかった。このような応力状態は、例えば、強震時に高層建築物の外端の杭に引き抜けが生じ、その直上の柱の引張力を隣接の杭が負担しなければならない場合の基礎梁に発生するもので、その合理的な設計法の確立は建築構造物の耐震安全性の確保に重要な意義をもつものである。 本研究は、このような斜張力が支配的なRC部材の剪断抵抗機構の解明を目的としたもので、研究成果としては、6シリーズ合計37体の大型試験体による実験を通じて、破壊性状、耐力特性に対する影響要因を明らかにして耐力評価式の提案を行った。
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