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超急冷凝固複合積層材の作製とその特性

研究課題

研究課題/領域番号 03452250
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 金属加工
研究機関早稲田大学

研究代表者

本村 貢  早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063736)

研究分担者 羽賀 俊雄  早稲田大学, 理工学部, 助手 (00212134)
研究期間 (年度) 1991 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1991年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
キーワード急冷凝固法 / 単ロール法 / 積層材 / 箔 / クラッド材 / 冷却速度 / 回転ディスク法 / 回転ドラム法 / 急冷凝固箔 / 複合材 / メルトスピニング法 / PFC法 / クラッド箔 / 急冷凝固 / 急冷紛末 / 急冷箔帯 / アトマイズ法 / スプレーフォーミング / オスプレー法 / ラミネ-ト材 / 単ロ-ル法
研究概要

メルトスピニング法やPFC法で作製した急冷凝固箔は,急冷効果により材質の向上や新機能の創出が期待されている.しかし,急冷凝固箔の厚さは,たかだか20〜80μmでありその使用の範囲は限られる.急冷凝固箔を積層しバルク材の作製が可能であれば,急冷凝固材の新分野での使用が期待される.しかし,一般に急冷凝固材は硬く冷間での圧接は不可能であり,熱間では急冷組織が損なわれる.そこで本研究では溶湯から直接急冷凝固箔を積層しバルク材を作製する方法を考案し,実験を行い本方法の有効性について検討した.以後は本研究で新たに試みた回転するディスクの表面に溶湯を噴出し急冷凝固箔を積層させる方法(回転ディスク法)と回転するドラムの内面に溶湯を噴出し急冷凝固箔を積層させる方法(回転ドラム法)の研究結果について示す.
回転ディスク法では,ディスクはSUS304製で室温と100℃,ディスク周速を24,47m/sの2条件,ノズル数を1〜7個として急冷凝固箔の積層化を検討した.その結果厚さ20〜50μm,冷却速度10^3〜10^4℃/sの急冷凝固箔を最高80層程度まで積層することが可能であった.この結果よりディスクに固着した急冷凝固箔の上に溶湯を噴出してもその凝固層は溶湯から熱的影響を受けず,また溶湯はディスクに直接接触しなくても急冷凝固されることが明らかになった.この方法の利点は,もし積層材表面に未凝固の溶湯が存在したとしても遠心力により溶湯が飛散し,一周した後はノズル直下では未凝固の溶湯が存在しないことである.しかし,ディスクと積層材との固着問題があり,水平に回転するドラムの内面に溶湯を噴出する回転ドラム法を開発した.回転ドラム法では,溶湯の噴出を断続的に行ったり,積層中に溶湯噴出量を調節することで冷却速度が10^3〜10^5℃/sで厚さが10〜50μmの箔を10mm程度の厚さに積層させることができた。

報告書

(4件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 羽賀俊雄・本村貢: "回転ディスク法によるA1-12mass%Si合金急冷凝固積層材の作製" 軽金属. 44. (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toshio, HAGA,Mitsugu, MOTOMURA: "Production of rapidly solidified laminate of Al-12mass%Si alloy by the rotating disk method" J.Jpn.Inst.of Light Metals. 44-7. (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 芳賀俊雄・木村貢: "単ロール急冷凝固法により作製したAl-Si合金箔の表面状態に及ぼす成形条件の影響" 軽金属. 43-8. 427-432 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 芳賀俊雄・木村貢: "単ロール急冷凝固法により作製した純アルミニウムおよびAl-Si合金箔の表面状態に及ぼすロール面仕上げの影響" 軽金属. 44-1. 22-27 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 芳賀俊雄・木村貢: "単ロール急冷凝固法によるAl-Si合金箔のロールへの巻き付き長さに及ぼす作製因子の影響" 軽金属. 44. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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