研究課題/領域番号 |
03452268
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
佐野 典達 北海道大学, 水産学部, 教授 (10001596)
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研究分担者 |
石井 清彦 北海道大学, 水産学部, 講師 (10001629)
小林 源司 北海道大学, 水産学部, 助教授 (00001628)
秋葉 芳雄 北海道大学, 水産学部, 助教授 (90001586)
向井 徹 北海道大学, 水産学部, 助手 (60209971)
飯田 浩二 北海道大学, 水産学部, 助教授 (40142707)
秋葉 芳雄 北海道大学, 水産学部, 助教授 (70001584)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1991年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 人工衛星情報 / 計量魚群探知機 / 資源現存量評価 / 浮魚類 |
研究概要 |
漁業が対象とする魚種や漁業種類は広範囲に及び、対象魚によっては、現在の科学技術のレベルで安全な資源量の推定が難しいものもあるなど、資源管理の定着のため、さらにその精度の向上が求められる。 したがって、調査研究により得られた資源動向や資源評価は、本道周辺海域における各種漁業の漁況予測や資源保護の施策、漁業の許可などに利用されなければないだろうしまたその必要がある。NOAAシリーズ情報も調査船による海洋観測を補足するにたる情報であることが実証できた。また、計量魚探情報によるデータの蓄積と解析に基づき、漁場がいつどこにできるか、あるいは、この資源が増えて行くのかなど、漁場形成や資源変動の予測には欠かせない海況変化の情報や魚の餌になっているプランクトン生物量などを明らかにするため、数隻による同時一斉調査研究に取組む必要がある。この場合計量魚探情報も一定規格の情報であればさらに有効であろう。 一方、資源の有効利用や漁場生産の効率化を図るため、国や民間の調査研究機関と連絡をとり、漁況や海況に関するデータの収集、処理、通報のシステム化を進めながら、マイワシ、サンマ、スルメイカなどの精度のよい漁況海況予報の継続が必要であろうし、本研究によって成功の可能性が示唆できたと考える。さらに、今後強化すべき点として、計量魚探情報の有効利用を図るため、情報収集のための計量魚探システム(浮魚類を対象とする場合曵航式が良好)を装備した調査船や漁船の拡充、試験操業による魚種の確認、および計量魚探情報の収集と解析並びにその情報による資源現存量の予測と速報体制の強化が急務である。
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