研究課題/領域番号 |
03452279
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
辻 章夫 昭和大学, 薬学部, 教授 (80053784)
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研究分担者 |
前田 昌子 昭和大学, 薬学部, 助教授 (00053869)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1991年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | Chemiluminescence / Enzyme cycling / NADH / Alkaline phosphatase / Enzyme immunoassay / Lucigenin / hCG / CCK-8 / Dihydroxyacetone / NADP^+ / 酵素サイクリング反応 / 化学発光反応 / 生体成分 / 増幅化学発光法 / アルカリ性ホスファタ-ゼ |
研究概要 |
本研究では、アルカリ性ホスファターゼ(ALP)活性測定法として酵素サイクリングを用いる化学発光法とルシゲニンを用いる化学発光法を検討し、それぞれの方法をALPを標識酵素とする酵素免疫測定法に応用した。 (1)NAD/NADH酵素サイクリング法を用いるALP活性の化学発光測定法の開発とその応用: NADHの酵素サイクリング反応を用いる化学発光法をALPの活性測定法に適用した結果、4x10^<-20>mol/assay測定可能であった。更に酵素免疫測定法にこの方法を応用した結果、17-ヒドロキシプロケステロン(17-OHP)(競合法)は0.01pg(3.0x10^<-17>mol/assay)、hCG(サンドイッチ法)は0.025mIU/mlまで高感度に測定できた。この方法は今後更に条件検討することにより一層高感度化できることが期待できる。 (2)還元性物質によるルシゲニンの化学発光反応を用いるALP活性の化学発光測定法の開発とその応用: ルシゲニンを発光試薬とする新規のALP活性測定法を開発した。種々検討した結果、NADP^+を基質とする方法が最も高感度で、検出限界は1.25x10^<-19>mol/assayであった。この方法は(1)の酵素サイクリング法と比較すると感度は若干低いけれども、迅速性、簡便性及びコストの面で優れていた。更に消化管ホルモンの一種であるコレシストキニン(CCK-8)及びhCGのEIAに応用したところ、CCK-8では検出限界0.2pg/assay(1.7x10^<-16>mol/assay)であり、蛍光法との相関も良好であった。hCGでは、検出限界0.005mIUで日常分析法で測定出来なかった低濃度検体すべて測定できた。この検出限界は従来報告されているhCGの検出限界の内で最も低い値である。
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