研究課題/領域番号 |
03452304
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
自然地理学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
榧根 勇 筑波大学, 地球科学系, 教授 (10015539)
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研究分担者 |
嶋田 純 筑波大学, 地球科学系, 講師 (80206169)
田中 正 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (50015880)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1991年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 都市の水循環 / 地下水ポテンシャル / 地下水流動 / 湧出機構 / 湧水タイプ / 武蔵野台地 / 古水文解析 / 地下水温 / 健蔵野礫層 |
研究概要 |
1)東京都内の湧水を分類し、崖線タイプの代表として深大寺湧水を、谷地形タイプの代表として善福寺池を選定し、湧出機構の解析を行い、以下の結論を得た。(1)崖線タイプの湧水は、武蔵野礫層中をほぼ水平に流下する地下水が、礫層の露頭面で湧出するものである。(2)崖線タイプの湧水の集水面積は10^5〜10^6m^2のオーダーで、その涵養域は水流側200〜2000mの範囲である。(3)谷地形タイプの湧水は、武蔵野台地全域にわたる地下水位の低下によって枯渇している。(4)谷地形タイプの湧水の復活には、武蔵野礫層中の地下水位を約2m上昇させることが必要である。 2)東京都の台地部及び平地部を対象に、既存のボーリング柱状図及び東京都地盤沈下観測井水位資料を整理し、1970、1980、1987の3年について南北6断面、東西6断面、深さ600mまでの鉛直二次元地下水ポテンシャル分布図を作成し、地下水の開発と揚水規制に対して、東京都の帯水層・加圧層システムがどのように応答したかを明らかにした。 3)ボーリング孔内の地下水ポテンシャルを測定するためのダブルパッカー式地下水圧測定装置を試作し、1992年5月及び10月に100m深の花崗岩中のボーリング孔を利用した性能確認試験を実施した。25mから95mの間の孔内6ヶ所の約5m区間において、各々20〜40分間の測定時間にて、平衡地下水圧に到達することが確認できた。また、フィールド用データロガーを利用しているため、1日間程度は無電源で使用できる。更に、上下パッカーの膨張に伴う水圧上昇とその後の区間地下水圧と平衡状態に至る迄の圧力の時間変化データを利用して、非定常単一パルス透水試験の解析を適応した結果、地下水圧測定区間岩盤の透水係数(10^<-6>〜10^<-8>cm/sec)の測定も可能であることが明らかになった。
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