研究課題/領域番号 |
03453025
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学一般
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
細見 彰 筑波大学, 化学系, 教授 (00004440)
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研究分担者 |
北條 信 筑波大学, 化学系, 助手 (50229150)
鹿島 長治 (鹿島 長次) 筑波大学, 化学系, 助教授 (60015568)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1992年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1991年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
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キーワード | 1.3-双核子反応剤 / アソメチンイリド / 有機金属化合物 / 有機ケイ素化合物 / [3+2]環化付加 / 不安定化子種 / チタンアミド / 逐次共役付加 / 有機スズ化合物 / 1,3-双極子 / 複合糸反応剤 / 高選択的合成 / アゾメチンイリド / 反応性有機ケイ素化合物 / 合成等価体 / 有機合成 / 不斉還元 / 高配位ケイ素化合物 / 1,3ー双極子試薬 |
研究概要 |
有機ケイ素化学および有機スズ化学における新分野の研究の一環として、高反応性有機ケイ素化合物および有機スズ化合物の合成設計と新反応の基礎的研究やその合成化学への応用を目指して、有機ケイ素化合物や有機スズ化合物を用いる新しい反応活性種の生成と反応および高次制御に関する研究を行った。特に、ケイ素は同族の炭素と異なり、活性化状態と考えられる高配位化合物を与えることがぎてるので、これを経由する他の方法では得難い不安定化学種の生成とその高選択的な合成化学への応用を目指した研究を行ない興味ある成果を得た。 本研究で得られた成果を纒めると、 (1)新規アルキリデンアゾメチンイリドおよび新規イミノアゾメチンイリド等価体の合成と反応とチオカルボニルイリドシントンとして働くシリルメチルチオメチルエーテル誘導体の合成と反応 有機ケイ素化合物を他の方法によって得難い種々の反応中間体の合成等価体と見做せる反応剤として設計し、その合成法を明らかにしたこと。さらにこれら反応剤を用いて、有機ケイ素化合物の反応として興味のある1,n-脱離反応が関与した有用な新しい反応を明らかにし、合成化学的に重要な複素環状化合物の高選択的な合成法を確立した。 (2)2ーシクロプロピル2ープロペニルシランの合成と反応 アリルシランおよび関連化合物を用いる高立体、位置選択的合成反応を見つけた。 (3)チタンアミドのα,βー不飽波エステル、ケトンへの逐次共役アミノ化ーアルドール反応 複合反応剤としてのチタニウムアミドを用いる高選択的合成反応を見つけた。
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