研究課題/領域番号 |
03453149
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公衆衛生学
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研究機関 | 大阪府立公衆衛生研究所 |
研究代表者 |
西宗 高弘 大阪府立公衆衛生研究所, 食品化学課, 課長 (60034930)
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研究分担者 |
住本 建夫 大阪府立公衆衛生研究所, 食品化学課, 主任研究員 (80231380)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1993年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1991年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 食物繊維 / 可溶性食物繊維 / 不溶性食物繊維 / 摂取量 / 大腸癌 / 不要性食物繊維 / 陰膳 |
研究概要 |
昨年度の本研究において可溶性食物繊維(以下SDF)と不溶性食物繊維(以下IDF)の34食品中含量を測定し、日本食品食物繊維成分表と併せ用いる事により、日常食からのSDF、IDF摂取量を計算出来るようにした。これを受けて本年度は上記成分表の活用により1946〜1990年の日本人平均のSDF,IDF摂取傾向を国民栄養調査成績から計算した。その結果、IDF/SDF摂取比が3.30(1946)から3.22(1990)まであまり変化はなく、専業農家で3.45とやや高値の他は居住地、世帯主年齢、世帯人員数等による影響は殆ど無かった。このようにIDF/SDFは一定した値であるにもかかわらず、60人の健康者の4週間の食生活を調査したところ、1週平均値で5.13〜2.25の巾の変動(個人差)が見られた。60人平均では333であった。従って、IDF/SDF摂取比は食生活の平均からの偏りを表わす指標の一つであると考えられる。今後この指標のヒト健康における意義を明らかにしたい。その試みの一つとして糞便中遊離あ胆汁酸排泄量にたいするIDFおよびSDF摂取の影響に関する投与実験は、ヒト糞便での遊離胆汁酸測定系を確立し、繰り返し測定の再現性、研究所間での同一検体測定値の比較等を実施した。ヒト摂取実験(食事調査、血液検査、糞便重量測定、一日便サンプリング、遊離胆汁酸分析を含む)は1994.3.22から開始することとしており、準備が完了した。
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