研究課題/領域番号 |
03454094
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業機械
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
堀部 和雄 三重大学, 生物資源学部, 教授 (30024566)
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研究分担者 |
亀岡 孝治 三重大学, 生物資源学部, 助教授 (90177600)
藤山 尭然 三重大学, 生物資源学部, 助教授 (50024576)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1991年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 穀物乾燥 / 食味 / 経済性 / 乾燥ハウス / 放射乾燥 / 通風乾燥 / 除湿乾燥 / 数学モデル / 太陽熱乾燥 / 籾乾燥 / 太陽熱穀物乾燥 / 経済性評価方法 |
研究概要 |
数学モデル 対象とした乾燥の数学モデル化は除湿乾燥、乾燥機乾燥、乾燥ハウス利用通風乾燥では薄層乾燥理論を適用し、乾燥ハウス利用放射乾燥では送風・攪拌時には薄層乾燥理論を、それ以外のときは熱及び水分移動方程式を利用することにより確立した。これらの乾燥方法では外気温度・湿度が与えられれば乾燥をシミュレーションすることができるので、同一条件下における性能・経済性を比較することが可能である。 食味評価 食味計による食味値については、時間の経過にともなう食味の変化は収穫後ほぼ6〜7か月目から低下した。この傾向についてはハウス利用乾燥米・乾燥機乾燥米の両者に見られたが、食味値はハウス利用乾燥米が優った。精米、米飯の理化学的指標による食味では、竹生の重回帰式を用いて食味値を求めた。その結果、食味計と同様の結果が得られた。 穀物乾燥施設の経済性分析 投資決定の一方法として資本回収法を利用した利用料金設定モデルを提案し、利用料金の実態と比較・検討を行った。このモデルによると、現行の利用料金は施設運営に必要な額の61%しか回収していないことが明らかになった。モデルの精度をさらに高めるためには、操業費用に関するデータの集積が必要である。例えば修理費・変動費は処理量の、管理費は処理量または初期投資額の関数として与えられることが望ましい。次に高速度乾燥・省力という観点以外の低コスト・食味などの品質を加味した経済的評価を行うための選択基準を具体的に提案し、乾燥方法の相違が経済的に評価できる方法を確立した。
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