研究課題/領域番号 |
03454097
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
畜産学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
田中 克英 岐阜大学, 農学部, 教授 (20021678)
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研究分担者 |
川島 光夫 岐阜大学, 農学部, 助教授 (10177686)
上吉 道治 岐阜大学, 農学部, 教授 (00021709)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1992年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1991年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | ニワトリ / 下垂体細胞培養 / 性腺刺激ホルモン放出ホルモン受容体 / プロジェステロン受容体 / エストロジェン受容体 / 血管作用性腸ペプチド受容体 / アルギニン・バソトシン受容体 / 排卵周期 / 下垂体前葉 / 性腺刺激ホルモン / 性腺刺激ホルモン放出ホルモン / プロジェステロン / エストラジオール / ホルモン受容体 / エストラジオ-ル / 蛋白合成阻害剤 |
研究概要 |
1下垂体細胞の性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)受容体について 雌鶏の下垂体前葉細胞膜画分の放射性ヨード標識(D-Lys^6)GnRHに対する結合性を検討した結果、結合特異性、結分飽和性、高親和性、低結合能が認められ、GnRH受容体の存在が立証された。この受容体の親和性と結合能はともにニワトリLHRHの投与によって直ちに変化すること、性ステロイドホルモンの投与によっても変化すること、産卵鶏と休産鶏とで相異なること、排卵周期中に変動することを明らかにした。 2.下垂体細胞の血管作用性腸ペプチド(VIP)受容体について 雌鶏の下垂体前葉細胞に鹿VIPの受容体が存在すること、この受容体の結合能はVIPの投与によって変化すること、産卵鶏では休産鶏よりも大であることが明らかとなった。 3.下垂体細胞のアルギニンバソトシン(AVT)受容体について 雌鶏の下垂体前葉細胞にAVTの受容体が存在すること、この受容体の結合能は下垂体前葉の前部腺体よりも後部腺体の方が大であることが明らかとなった。 4.下垂体細胞の性ステロイドホルモン受容体について 雌鶏の下垂体前葉細胞のエストロジェン受容体の結合能は産卵鶏と休産鶏とで相異なること、排卵周期中には特異な変動を示すことが明らかとなった。また、プロジェステロン受容体の結合能はエストロジェンの前処理によって増加すこと、このエストロジェン前処理によって下垂体細胞の性腺刺激ホルモンの生産が増すること、このようなエストロジェンの作用は蛋白質合成系を介することが明らかとなった。他方、エストロジェンは下垂体細胞のGnRHに対する感受性(反応性)を低下させることも明らかとなった。
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