研究課題/領域番号 |
03454119
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
坂井 建雄 順天堂大学, 医学部, 教授 (90114488)
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研究分担者 |
小林 直人 順天堂大学, 医学部, 助手 (50234836)
小泉 憲治 (小泉 憲司) 順天堂大学, 医学部, 助手 (40053342)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 腎臓 / 動脈 / 内皮細胞 / 細胞骨格 / 収縮 / 内弾性板 / 平滑筋 / 電子顕微鏡 |
研究概要 |
血管を構成する細胞および細胞外基質の力学的な役割について、研究の進んでいる糸球体、および動脈を研究対象として、形態学的に解析した。本研究ではまず、(1)糸球体の力学構造の要であるメサンギウム細胞の役割を、さまざまな実験モデルを用いて解析した。メサンギウム細胞では、収縮装置としての細胞骨格が、糸球体基底膜を内向きに牽引している。この収縮能が障害された単離潅流腎のモデルでは、毛細血管が拡張するという構造変化が見られた。(2)糸球体濾過障壁の力学的な主体は基底膜であるが、この基底膜の微細構造を、糸球体ならびに腎臓の他の部分で観察した。基底膜は、その力学的な環境によって構造が多様であることを明らかにした。(3)腎臓内の動脈において、細胞骨格と細胞外基質の構造を観察したところ、内皮細胞のアクチンフィラメントの配列および内弾性板の形状が、部位によって多様性を示すことを明らかにした。とくに小葉間動脈遠位部では、内皮細胞のアクチンフィラメントが応力線維の形をとり、内弾性板の網目状構造との間に機械的な結合を作ることが明らかになった。これにより、腎臓内の動脈で、内皮細胞の収縮装置が、動脈の構造保持の役割をもち、さらに能動的に血管の収縮状態を調節する可能性が示唆された。
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