研究課題/領域番号 |
03454133
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経・筋肉生理学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
西野 仁雄 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (60073730)
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研究分担者 |
端谷 毅 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (30172852)
古山 富士弥 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (00080101)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1991年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | ドーパミン / 栄養因子 / 神経移植 / パーキンソン病 / 遺伝子発現 / ドーパミン細胞 / ド-パミンニュ-ロン / 栄素因子 / ハイブリダイゼ-ション / バイオアッセイ / mRNA / cDNA / 線条体 / パ-キンソン病 |
研究概要 |
ドーパミン(DA)入力を欠如した(DA-deplete)線条体に増量するDAニューロン特異栄養因子を同定し、その特性を明らかにすることを目的とした。 1.移植実験:DA-deplete線条体に移植された胎仔ラット黒質DAニューロンは、正常線条体内に移植されたものに比べ、チロシン(TH)免疫組織化学活性が1.3倍、突起伸展範囲が1.3〜1.8倍大きいことがわかった。 2.培養実験:DA-deplete線条体組織抽出液(extract)の生理作用について調べた。脳幹DAニューロンの生存及び突起伸展に対する作用は、1.5〜4万の分子量分画のものが最も強く、その作用はアストログリアの非存在下でも認められた。また同分画はPC12細胞の突起伸展を高めた。これらの作用は抗NGF及び抗FGF抗体で約50%減弱した。PC12細胞ては、extractを加えると、long-lastingなCa電流が増大することがパッチクランプ法で明らかになった。 3.抗体の作製:DA-deplele線条体で増量するタンパクスポットを二次元電気泳動で展開・抽出し抗体の作製を試みたが、抗体価の高いものがまだえられていない。 4.遺伝子解析:DA-deplete線条体のcDNAライブラリーを作製した。正常及びDA-deplete線条体のmRNAよりえたcDNAプローブでディファレンシァルハイブリダィゼーションを行ってDA-deplete線条体内でmRNAの発現が増加しているプラーク(54個)を同定した。サザンブロット及びin situ hybridizationでmRNA発現増強を再確認した6個のプラークの塩基配列を調べた。その結果、3種類の既知物質(cyto chrome oxidase,α-globin,ribosomal protein)と3種類の未知物質をえた。現在、前者の生理作用及び後者の全シークエンスを解析している。 以上、DA-deplete線条体に増量するDAニューロン栄養因子候補物質をえることができた。今後これらの精製とその特性の解析を行いたい。
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