研究課題/領域番号 |
03454160
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
畠中 寛 大阪大学, たんぱく質研究所, 教授 (60208519)
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研究分担者 |
池内 俊彦 大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (20093362)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1991年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | 神経成長因子 / 神経栄養因子 / 脳由来神経栄養因子 / 細胞生存維持 / 神経分化 / コリン作動性ニューロン / コリン作動性 |
研究概要 |
生後2週齢期のラット前脳基底野コリン作動性神経細胞に対するBDNFの生存維持作用について初代培養系を用いて検討した。また、生後8週齢のラットを用い前脳基底野コリン作動性ニューロンをNGF/BDNF存在および非存在下に培養することに成功した。成熟ラット脳からのの培養法は既報に従って行っているが、一部変更し工夫している。細断した組織をパパイン消化の後、細胞の破片を血清密度を変える遠心法で注意深く除き、生細胞を1ウエルに0.5ラット分として48-well plate(培養面積1cm^2のコースター社製または0.65cm^2の住友ベークライト社製、共にあらかじめアストログリア細胞で被膜している)に、まいた。培地は、1μMのcytosine arabinosideを含み、NGF(100ng/ml)存在および非存在下で5日間培養した。培養下のAChE染色による陽性細胞を数えると、NGFの生存維持効果は以前に報告した生後2週齢ラットからの培養前脳基底野コリン作動性ニューロンに対する生存維持作用に比べ低下していた。しかし、その効果は依然認められ、十分な神経繊維の再生を観察した。生後5週齢前後のラットからの培養でも、ほぼ同様の結果を得ている。これらの結果は、以前報告した我々の結果と合わせ考えると、培養下でNGF応答性でみたラット前脳基底野コリン作動性ニューロンの性質は、シナプス形成開始期(E16〜P3)ではChAT活性促進にみられる分化時期を経た後、シナプス形成終了期(P10〜P15)ではニューロンの生存維持が最も強く図られ、その後、NGFによる生存維持効果は低いレベルになるものと思われる。
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